【南ア】小聖岳 2662m 聖岳 3013m  兎岳 2818m 小兎岳 2738m 中盛丸山 2807m
     
  百間平 2782m 赤石岳 3121m  
富士見平 2730m
   
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2015/8/28 聖岳の登りから、光岳・茶臼岳方面  


【 日 付 】 2015年8月27日(木)〜30日(日)
【 地 域 】 南ア 

【メンバー】六右衛門 と愉快な仲間たち 合計8名
【 天 候 】 8/27:曇り 8/28:ガス一時晴れのち小雨 8/29:雨 8/30:雨 
【ルート】 8/27:山崎前夜21:10発→ 島田金谷IC→3:10 畑薙臨時駐車場 6:50(井川観光協会バス)7:45 聖岳登山口 8:00→13:40 聖平小屋(泊)
      8/28:5:50→8:45 聖岳 9:30→11:55 兎岳 12:15→13:05 小兎岳→14:10中盛丸山→15:15百間洞山の家(泊)
      8/29:5:55→8:55 赤石岳避難小屋 9:10→9:15 赤石岳→12:15 赤石小屋12:40→16:25椹島ロッジ(泊)
      8/30:6:30(東海フォレストバス)7:30 臨時駐車場 7:55→9:55 川根温泉 11:05→11:40 新東名・浜松SA 13:00→16:00 山崎

 年に一度の六右衛門と愉快な仲間たちの宴会 with 山登りが今年もやってきた。
今年は南アルプスのロングコースに挑戦。聖沢→聖平→聖岳→百間洞→赤石岳→赤石東尾根→椹島のコースで、
一般コースなので解説は省略します。六右衛門は、16年前に悪沢岳、荒川岳を含めた逆コースをやってますが、
その時天候が思わしくなかったのでリベンジのような感じです。

8/27 (1日め)
 聖沢は、急坂だったり緩んだり登り返したりの長い道で、水は豊富。この時期にして意外にも花が豊富だった。
天候は曇りで、展望は途中の「乗越」という地点から奥聖岳とガスで隠れそうな聖本峰が見えたくらいだった。
聖平小屋の近くでとうとうパラっと来た。小屋に到着したらフルーツポンチのサービス→そのあと即ビール!
 今回持ち上げた酒一式は下記↓  (六右衛門は、アイラの女王 Bowmore シングルモルト 12年を持ち上げました。)




      
〆張鶴×2、ボウモア、乾坤一×2、男山×2、レミーマルタン
〆張鶴は1升瓶 ←注目!


 16年前の聖平小屋は大部屋のみで夕食はカレー、いかにも南アルプスの粗末な(失礼!)小屋と記憶しているが、
建物は新しくなり普通の小屋になっていた。(シュラフを持参すると1000円引き。)豚汁が美味しかったです。
Y先輩ご持参のからすみと「〆張鶴」の組み合わせが堪らん。ちなみにこの日 1升ビンは空きました。夜半に雨。 

8/28  (2日め)
 夜の雨から明けて何とか雨は止み、一面ガスである。
今日は
まず聖岳へ750mの登り、それから聖・兎のコルへ400mの下りというように、アップダウンの繰り返しで
兎岳、小兎岳、中盛丸山の4つのピークを越えてゆく。




      
聖岳への登りで、茶臼、光岳方面を望む。中央少しだけ頭を見せているのが光岳か?

 聖の登りで上空に青空も見えてきた。
しかし聖に登り着くとまた一面ガス。4名は奥聖岳往復へ。
奥聖への道の途中にあるお花畑(チングルマなど)は綺麗で、
奥聖岳の頂上では上河内方面が見えたそうです。
六右衛門を含む他の4名は、聖山頂の方向盤の上でお湯を沸かして、ドリップコーヒーを楽しみました。

 聖の山頂は静かで、我々が45分にわたって独占した。展望は得られなかったが実に好ましい山頂だった。




      
聖岳への登り。

 聖からは怒涛の下りだ。16年前には逆方向に400mの登りとなったところである。
その時は雨の中を歩いてきてこの登りはどこまで続くのかとバテバテだった。

コルに近づいたところで、振り返ると聖が巨大な半身を一瞬見せていた。そのスケールの大きさが、南ア南部だ。
赤い石(ラジオラリア)が露出していて、行く手には兎岳が高く、えーっこれ登るの?と一同びっくり。





      
聖岳から聖・兎のコルに下る 赤い石の露出と行く手が兎岳。





      
聖・兎のコルから兎岳に登る 背景は聖岳。 (Nさん撮影)


 兎岳もガスの中、ニセ小兎、小兎と超えて雷鳥と戯れながらも中盛丸山の登りで雨になり、170mの急坂でバテる。
大沢岳はパスして、百間洞に下っていった。




      
ハート形の「イワツメクサ」 百間洞山の家に到着!

百間洞山の家は、お花畑の中にある実にいい小屋です。
わらじトンカツが夕食に出るが、揚げたてを食べさせるため8人づつ呼ぶというこだわりだ。カレーもあるので
カツカレーもできる。また海老天のついた冷たい蕎麦も美味い。キャベツは山盛りだ。

小屋の前では去年のビールを200円引きで売っていたので、我々は当然そちらを選択。またまた酒盛りだ!
Y先輩ご持参のからすみと「乾坤一」の組み合わせも堪らん。 夜は雨。





百間洞山の家の夕食:わらじトンカツ、蕎麦、カレーも。



      
百間洞山の家の手ぬぐい:4色あり 茶色を購入。


8/29   (3日め)
  3日目は朝から雨で、まずは百間平まで登る。晴れていれば気持ちの良さそうな原っぱである。
更に岩稜をひたすら登る。きっかり3時間で赤石岳避難小屋に到着した。
到着少し前に何と青空が少々出てきて奇跡を起こすかと思ったが、やっぱり雨。

雨と風の赤石岳の山頂で証拠写真を撮って、寒いので早々に辞す。




      
赤石岳避難小屋のおやじ「赤石君」(右のバッジ参照) いわく一番売れていないバッジ(光君がこわい! 頭に雷鳥?が乗っている?
千枚ちゃんはイイね。)


 山頂から椹島までは、2000mの下りだ。初めは沢沿いの道で水場がある。次に細かいアップダウンのあるトラバース道で、桟道やハシゴがあり
危険というほどではないが体力消耗する。相当歩いてえーっこんなところで登り返すの?と呆れて、富士見平だ。
ここは、名前のとおり「富士山と南アルプスの主脈がすべて見える」と地図に書いてあるが、何も見えん。通り過ぎる。
ここから30分で赤石小屋に着く。軒下で雨を避けて昼食と、Y先輩にお湯をもらってコーヒーとする。

 赤石小屋からの下りがとにかく長かった。樹林帯を下って下って一生懸命1時間下ったのに、出てきたのが「赤石小屋⇔椹島」の4/5 !
えーっ これじゃあと4時間? 多分この後、立て続けに3/5,2/5が出てくるよといいつつも、しっかり下って下って
まだまだ、どんどん下って、こんなとこ絶対登らんぞ、いい加減にしろよ、キノコがいっぱいあるなあ、
林道に出た我々は、感動して握手を交わしたのである。
 ところがここで握手したのは誤りだった。椹島ロッヂはまだ少し下らないといけなかったのだ。

お風呂に入ってまた酒盛り。来年はどこへ行くかで話は盛り上がった。




      
お酒は全部なくなりました。(除くレミー・マルタン)
でもY先輩は焼酎を隠し持っていた?


【今回咲いていた花】
 ハクサントリカブト、タカネマツムシソウ、ミネウスユキソウ、ヤマハハコ、ウサギギク、タカネヒゴタイ、ミヤマシオガマ、
トウヤクリンドウ、ミヤマミミナグサ、ミヤマダイモンジソウ、ギンリョウソウ、サラシナショウマ、マルバダケブキ、
ミヤマコゴメグサ、オンタデ、イワインチン、タカネビランジ、 ほかわからない花多数。





      
タカネマツムシソウ イワインチン
ミネウスユキソウ

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