【中ア】坊主岳 1961m
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坊主岳より乗鞍岳、小鉢盛山  


【 日 付 】  2017年4月28日(金)
【 山 域 】  中ア
【メンバー】 六右衛門
【 天 候 】  晴れ
【 ルート 】  駐車地 6:47 → 7:32 小坊主(三角点1429m) 7:38 → 8:47 坊主岳 9:25 → 10:08 小坊主 → 10:38 駐車地

 以前は笹薮で残雪期しか登れないと言われていたマイナーな中でメジャーな?山、5年ほど宿題となっていた坊主岳を目指した。
中央道の小黒川PAで仮眠し起きると-1℃と寒い。伊那ICから権兵衛トンネルを越え、奈良井方面へ県道493号に入る。
少し進むと奈良井ダムの湖尻イノコ沢に「坊主岳登山道」の看板があり、沢に少し入ったところに5台くらい駐車できる。

 ここの登山届は一覧表になっていて、4月25日に登った人の備考欄に「山頂まで雪なし」との記載があったので、信頼して?雪の道具はポイして出発した。
まず尾根に乗るまで斜面に大きくジグザクが切られていて、しばらくすると祠がある。
でもあまり大きくジグザグを切っているといつまでたっても山頂に到達しないと思ったようで、尾根に乗るとジグザグが小さくなって直登気味になってくる。
標高1400mくらいから笹薮が出てくるが、道はしっかり刈払されており雪は全く無い。カラマツ林や松のなか急登は続き、1429mの4等三角点に登り着く。
ここは尾根の途中で山頂でも何でもないが、小坊主という感じだ。(ネットにそう書いた例あり。)

 小坊主を過ぎるといったん少し傾斜が緩くなり、1600mあたりから白樺も出てきて、木々の間から坊主岳の丸い頭が見えてきた。




      
頭が丸い坊主岳が見えてきた。


 頭が丸い角には、歩を打つべく?進むと、背後に木々の間から木曽駒ヶ岳や御嶽や乗鞍が見えてくる。
右手には仏谷(2184mピーク)も見え、岳樺やシラビソが出て再び急登となる。
ずっと樹林帯の中を進んで頂上のすぐ下で一気に視界がひらけて360度展望の頂上に到着した。

 眺望は広く、南東方向には大きく仏谷(2184mピーク)、
仏谷の横には赤石岳と光岳?が少しだけ見えていた。
南には木曽駒ヶ岳、西側には木曽谷をはさんで御嶽から乗鞍、鉢盛山、その上に奥穂高岳、槍ヶ岳、常念岳が並ぶ。
近くには
双耳峰の北峰である。




      
山頂で。仏谷(2184mピーク)、後ろに覗いているのは経ヶ岳?





      
山頂で。左から将棊頭山、木曽駒ヶ岳、木曽前岳、麦草岳

 



      
木曽駒ヶ岳、木曽前岳をアップで。




      
御嶽





      
乗鞍岳





      
山頂から坊主岳北峰。左奥に北ア 槍、穂高。





      
鉢盛山の左に奥穂高岳、右に槍ヶ岳。一番右に常念岳。





      
アップで。  槍ヶ岳(左)、野口五郎あたりの稜線、大天井岳、常念岳。


 まだ9時なので仏谷へ十分行ける時刻だが
、300mほど高いあちらには雪もあるので止めて、ゆっくり展望を堪能して下ることにした。
一直線に下ってきたが結局上り下りで誰にも会わず駐車地に戻ってきた。

 伊那に戻って「信濃錦」の宮島酒造さんでお酒を購入。(純米吟醸レトロラベル)
この時期の伊那谷は、北国のように一気に花が咲いて美しい。桜、桃、チューリップ、水仙、ユキヤナギ、レンギョウ、芝桜など。
日が暮れてきて南アルプスが並ぶ中、桜の花越しに仙丈岳が大きいボリュームを見せていた。




      
伊那市の見晴らしから、桜と仙丈岳。




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