伯耆大山 1709m
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大山縦走路


【 日 付 】 2013年3月30日(土)
【 天 候 】 晴れ
【ルート】 山崎21:10(車)7:05南光河原駐車場7:20〜8:25行者分れ〜9:40山頂10:10〜11:10行者分れ〜(11:35〜12:10昼食休憩)〜12:45南光河原駐車場
      13:00(車)14:15足(たる)温泉14:45(車)20:15山崎

  

 中国道の楢原PAで仮眠していたら、寒くて目が覚めた。山には雲がかかり、雨がぱらついている。
モチベーションが下がりまくりだったが、まあ登山口まで行ってみるかと走りだした。
米子道の溝口ICを降りて大山寺には一本道でわかりやすい。南光河原駐車場(対岸にはモンベル大山店がある)には10台くらいの先客。
ネットでの下調べでは雪の多い年だと夏山登山口から雪があるようだが、雪が少ないのかしばらくは土道を登ってゆく。
やがてブナ林となるが芽吹き前の静けさで雪がない。




      
標高900m 雪なし ブナはまだ芽吹きなし

 三合目付近で休んでいる年配の女性に「雪無いですね〜」と声をかけると、
「ありますよ。おとといは五合目からアイゼン付けましたが雪のあるところとないところがあります。」とのこと。
地元の人らしい。
 確かにしばらくすると道だけ雪が出てきた。雪が結構硬いので滑りやすい。
どうするかと一瞬考えたが、付けたり外したりも面倒なのであっさりアイゼンを装着した。
雪のないところは石ころか階段なので歩きにくい事この上ないが。




      
30分くらい登って、三合目すぎから雪が出てきた

 行者分れを過ぎると樹々の間から三鈷峰方面の姿が見えてくるようになり、霧氷越しに素晴らしい展望が開けてきた。
天気はすっかり回復してもう最高!




      
五合目を越えると霧氷と展望が絶景  左のピークは三鈷峰


 頂上稜線がパノラマのように広がり、雪の尾根が直線に伸びている。風はそよ風だ。
アイゼンは良く効いて、先行者が見える。




      
最高じゃないですか。もうたまりません。


 振り返って見ると雲海の下に大山寺方面や宝珠山が見えて高度がだいぶ上がったのが分かる。
ピッケルよりストックの人が多い。




      
振り返って大山寺方面





      
行者谷を見下ろす


 七合目を過ぎる頃からガスが上がってきた。頂上で晴れてね!お願いしますっ!




      
ガスが上がってくる。


 ダイセンキャラボクの保護のためか、木道が整備されているがほとんど露出しており凍結もしていない。




      
頂上が近い。雪が少なく木道は完全に出ている。


 頂上の避難小屋は入れる状態で、周囲は雪原になっている。雪原をゆるく登ると待望の頂上である。
頂上には先客数人。縦走路側はガスって剣ヶ峰はほとんど見えない。
しかし西側は雲海が美しく、風が少し出てきた。




      
頂上避難小屋と雲海! 風が出てきた。


 手前に見えるピークが弥山、奥は剣ヶ峰だが縦走路はガスって剣ヶ峰はほとんど見えない。
「縦走路は滑落危険」の看板の向こう弥山までは行こうかと思ったが、ガスっているし自重した。
最高点の剣ヶ峰までは無理そうだし、みなし登頂でいいと思う。




      
弥山と剣ヶ峰(右)縦走路は風でガスが吹き上げられ晴れない


 バウムクーヘンとチョコレートを食べ、写真を撮ったりしてガスが晴れるのを待つこと30分。
流石に「六右衛門かき晴れ大明神」ついに縦走路の全貌が浮かび上がった。低い山とは思えない迫力である。




      
30分粘って縦走路〜剣ヶ峰が現れた! 歩いている人が2人見える。


 写真は手袋をつけたままでは撮れないし座ったままだったので寒くなり、剣ヶ峰を見ることもできたので
満足して下山することにする。少し下るとくっきりと稜線が望まれた。




      
少し下ったところから主稜線と北壁


 五合目から下ってゆくとザックがデポしてあり、更に行くと空身で下っている人がいた。しばらく一緒に
歩いていたが、ふとその人が振り返って「メガネ落ちてませんでした?」と聞くので、「さあ?」と言いながら
ふと前を見たら木の枝にメガネがひっかかっていた。「メガネ見っけ!」
しばらく二人で大喜びして、「それにしても聞くタイミングがバッチリだったなあ。聞かれてなかったら絶対通り過ぎてたよ。」
彼は「車を運転するので良かったあ。」と言いながら登っていった。

 おまけで各所からの大山の写真↓




      
桝水原付近から見た大山は、伯耆富士





      
米子道 蒜山高原SAから見た大山南壁と烏ヶ山(右) 雪煙みたいに雲が流れている


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