【中ア】小八郎岳 
1470m  烏帽子岳 2195m
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烏帽子岳山頂から越百山〜南駒ヶ岳  


【 日 付 】  2017年10月31日(火)〜11月1日(水)
【 山 域 】  中ア
【メンバー】 六右衛門
【 天 候 】  晴れ
【 ルート 】  10/31:山崎 14:00 → 17:40 飯田市(殿岡温泉 湯元 湯〜眠)(泊)
       11/1  :5:25 → 飯田IC → 松川IC → 6:00 鳩打峠 6:18 → 7:00 小八郎岳 7:20 → 9:30 烏帽子岳
           10:00 → 11:55 小八郎岳 13:10 → 13:40 鳩打峠 → たかもり温泉 → 喜久水酒造 → 道の駅大桑
           → 阿寺温泉 フォレスパ木曽 あてら荘(泊)


 秋雨前線は停滞するし、2週連続で台風は来るしで、ようやく秋の移動席高気圧がやって来た。
どこへ行くか頭を捻って中央アルプスのマイナーなコースを2つ選択し、まずは烏帽子岳だ。
烏帽子岳は、中央アルプスの南部、主稜線の奥念丈岳から東に派生した支尾根にある2195m峰で、
百名山の恵那山とほぼ同じ高さだが有名でない山である。

 この時期、車中泊は寒いので当日朝にネットで宿を予約して昼から出発した。
今日の宿は飯田市の殿岡温泉の「湯〜眠(ゆ〜みん)」という、ホテルの1階がスーパー銭湯と言った感じの宿だ。
飯田ICから3分と近く、まわりには食事をするところやコンビニがある。
ここの湯はアルカリ性単純泉(pH10.3 33℃)で透明でツルツルすべすべの素晴らしいお湯だった。
おみやげにフロントで売っていたりんご「シナノスイート」を買ってみた。(美味しかった!)

 明けて11/1 暗いうちに出発し、飯田ICから松川ICまで高速を奮発して、鳩打峠まで登る。
広い駐車地があったが、先客は誰も居ない。ここは1120mくらいなので烏帽子まで登り1070mだ。




      
登山口の鳩打峠(帰りに撮影)

 松林の中、
よく整備された道を登ってゆくと途中、20分ほどで紅葉が出てきて小八郎岳の山頂へ向かう道と巻き道の分岐になる。




      
松林の中を登る




      
紅葉が綺麗だ。


 まずは小八郎の山頂へ向かうと、伊那谷の雲海の上に南アルプス全山が並ぶ山頂に到着だ。
朝食を食べておらず既にシャリバテ気味なので、東屋で南アルプスを眺めながらおにぎり2個。
目指す
烏帽子岳はまさに烏帽子の山容である。




      
南アルプス北部 鋸岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳、白峰三山 南アルプス 深南部




      
小八郎岳から見た烏帽子岳





      
小八郎山頂にマツムシソウが残っていた


 山頂を辞して烏帽子に向かうとカラマツと笹のよく整備された道で、ミズナラ?もあって紅葉が綺麗だ。




      
紅葉は見頃





      
烏帽子岳に近づく

 小一時間で飯島ルートへの分岐(1850m)を過ぎ、山容どおりの急登になる。
ツガやシラビソの中を登って、セキナギという崩壊地の縁を過ぎると山頂手前に烏帽子岩の岩場が有り少しで待望の山頂だ。




      
セキナギの崩壊地
鋸岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳、白峰三山、塩見岳

 山頂は360度の清々しい場所で、八ヶ岳から南アルプス全山(鋸岳〜池口岳)がずらりと並ぶ。正面は塩見岳あたりだ。
西側は中央アルプスの南駒ヶ岳、仙涯嶺、越百山と尾根続きの念丈岳、恵那山も見えている。




      
烏帽子岳山頂で自撮り 背景は中央アルプス 越百山、仙涯嶺、南駒ヶ岳




      
伊那谷の向こうに 蓼科山、八ヶ岳、鋸岳





      
南アルプス 深南部





      
左はこの支尾根の最高峰 池ノ平山(2327m)

 時間によっては、念丈岳まで頑張るつもりだったが往復3時間40分の表記が有り断念。
ネットでは更に主稜線の奥念丈岳まで往復した猛者もいたが、念丈岳から先は強烈な笹藪こぎらしく、奥念丈岳はこの支尾根の最高峰(池ノ平山)よりも低い上に
山頂の展望もないとのことなので、まさに篤志家向けの山である。

 帰りは同じ道を下るが、鳩打峠〜烏帽子岳の8/10標識で、今日唯一の単独行の男性とすれ違う。
もう一度紅葉を楽しみ、もう一度小八郎岳に寄って光線の具合が変わった南アルプスを飽くまで眺めた。
小八郎岳で1時間以上昼食休憩していたので、先の男性が追いついてこられてしばらく談笑した。




      






      







小八郎岳からの南アルプス 1(鋸岳、わずかに甲斐駒ケ岳、仙丈岳)
小八郎岳からの南アルプス 2(北岳、中白峰、間ノ岳、農鳥岳)



      
小八郎岳からの南アルプス 3(塩見岳、小河内岳、悪沢岳、荒川岳) 小八郎岳からの南アルプス 4(赤石岳、大沢岳、聖岳、上河内岳)

 鳩打峠に戻って最寄りの松川温泉清流苑を目指すが、なな何と定休日。仕方なく?飯田方面に戻りつつ、信州たかもり温泉で日帰り入浴する。
こちらは単純弱放射線冷鉱泉で、きりっとしたお湯。その後、飯田市の国道256号沿いにある喜久水酒造さんで、特別純米酒「菊慈童」を購入。
たかね錦を55%まで削ったまろやかなお酒だ。




      
飯田の地酒 「喜久水」菊慈童


 いたく満足して国道256号線で木曽側へ山越えして今日の宿(阿寺温泉)へ向かう。

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