【飯豊】大石山 1562
m  鉾立峰 1573m  杁差岳 1636m その2
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頼母木小屋から見た夜明け前の鉾立峰と杁差岳 2018.6.10 早朝   


【 日 付 】  2018年6月8日(金)〜10日(日)
【 山 域 】  飯豊
【メンバー】 Y先輩、N夫妻、Sさん、Yさん、六右衛門

 6/10 (日):
【 天 候 】  晴れ一時曇り
【ルート】  頼母木小屋 5:53 → 6:35 大石山分岐 6:40 → 7:10 鉾立峰 7:13 → 7:38 杁差岳 7:50 → 8:12 鉾立峰 8:15 → 8:45 大石山分岐
       8:50 → 9:30 水場分岐 9:47 → 10:05 滝見場 10:30 → 11:45 足の松尾根登山口 11:55 → 12:50 奥胎内ヒュッテ〜昼食&お風呂〜
       14:50 (車) → 15:40 新発田 15:55 (JR羽越線) → 16:23 新津 16:37 (しらゆき8号)→ 18:23 上越妙高 18:35 (北陸新幹線 はくたか571号) →
       19:38 金沢 19:47(サンダーバード46号)→ 22:02 京都


  明けて10日は早く寝たせいで夜明け前に起きてしまい、外に出てみると上空に雲はあるものの風もなく雨は上がっていた。
小屋からの眺めは雲海と朝焼けに彩られた素晴らしさで、ここから見る杁差岳はまさに飯豊の北の砦といった感じだ。




      
夜明け前の二王子岳と街の灯(午前4時)





      
頼母木小屋から杁差岳





      
雲海と朝日連峰 左端に鳥海山

 しかし「朝焼けは雨」の言葉もあるので、皆早々に食事をして我がチームとしては早い6時前に出発した。




      
杁差岳に陽が当たってきた。行くぞー!


 昨日雨の中で何も見えなかったコースを大石山分岐に戻ってゆく。ミネザクラが青空に映えていた。





      
小屋前のマイズルソウ(Y先輩いわく庭の下草に良いそうです。) ミネザクラとオオカメノキ



      
これ何でしょう?(もみじのような葉っぱだが) ツマトリソウ(妻をめとらば)

 そしていよいよハクサンイチゲ畑に至る。残雪の山をバックにハクサンイチゲが乱れ咲くこの光景こそ今回見たかったのだ。
今年は花が早くてピークは1週間前だったかもしれないが、花が折り重なって広がる様は感動ものだった。




      
ハクサンイチゲ畑と二王子岳




      
ハクサンイチゲ畑と二ツ峰





      
ハクサンイチゲ畑と二ツ峰(左端)と五頭連峰(右奥)でしょうか。


 で昨日の大石山分岐まで戻ると、花と光景に満足したのか六右衛門以外のメンバーは、そのまま足の松尾根を下ると言う。
(SさんとY先輩は過去に登頂済み)
えーっ誰も行かないの?(目的地は杁差なのにー)
3度めの正直でこの機を逃すといつ来られるか、行く気満々の六右衛門は荷物をデポして空身で杁差岳を往復することにした。
途中に鉾立峰があるので、140m下り、150mの登り、70mの下り、140mの登りと、ドMコースしかも往復である。
「頑張ってねー」と送り出されて、稜線歩きに踏み出す。こちらの稜線には、また違う花が咲いていた。
下るのはいいが、鉾立峰への登りが急登で厳しい。本気を出して頑張り鉾立峰へ。







これはハクサンイチゲ
ミヤマカラマツ
チングルマも。




      
ミヤマダイコンソウ ハクサンチドリ
タカネスミレ




      
鉾立峰山頂です。

 
そのあとこちらにもハクサンイチゲの小さめの群落があり、飯豊の開拓に尽力された藤島玄さんのレリーフを過ぎると、
杁差小屋、そしてまもなく待望の杁差岳頂上だった。(分岐から約1時間)
北側には前杁差岳が現れ、東俣コースが見えている。東北の山らしい穏やかな展望が広がった。



 

      
藤島玄さんのレリーフと二王子岳


 

      
杁差岳山頂からの展望 大石山、鉾立峰、杁差小屋


 

      
杁差岳から主稜線方向 本山方面は雲の中です。


 

      
杁差岳から長者平と前杁差岳

 誰もいない山頂は立ち去りがたい感じだったが、他のメンバーが先行しているので自撮りで写真を撮って10分余りで下山にかかった。
こちら側からの鉾立峰は大したことはなかったが、大石山の登りが地味に辛い。

 往復に2時間を要して、足の松尾根の下りにかかった。尾根は昨日はガスの中だったが、実は展望の良い尾根だった。
水がなくなったので、水場で15分ほどかかって水を補給し、途中「滝見場」でカップラーメンで小腹を満たす。
頑張り気味に下って何とか登山口までに仲間に追いつくことができた。

 あとは林道を1時間ほどだらだら歩いて、ご苦労様でした。奥胎内ヒュッテに戻ってきました。

奥胎内ヒュッテで皆それぞれ豪華な昼食を食べ、宿泊者特典のお風呂券を使って入浴。
(地元民のSさんは下流にあるロイヤル胎内パークホテルの温泉へ。Y先輩はお風呂後、単独で宮城へ。)


 



車を運転しない六右衛門だけビール! クーッ。(顰蹙ものです。)
シェフ自慢のお魚料理のランチ(スズキのポワレ、トマトソース) バードウォッチャーの憧れ 幻の渡り鳥「アカショウビン」

 Nさんの車でJR新発田駅まで送ってもらい、ここから帰途は日本海乗り鉄の旅である。
新津まで羽越線の普通列車、上越妙高まで特急しらゆき号、金沢まで北陸新幹線はくたか号、京都まで特急サンダーバード号と乗り継いで約6時間。
充実した3日間の山旅は大団円を迎えることができました。皆さんありがとうございます。感謝感謝。

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