【四国】瓶ヶ森
1897m 石鎚山 1982m 二ノ森 1930m
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朝の 石鎚山 天狗岳  


【 日 付 】  2017年5月19日(金)〜20日(土)
【 山 域 】  四国
【メンバー】 六右衛門
【 天 候 】  快晴
【 ルート 】  5/19 寒風山トンネル南口 5:12 (UFOライン)5:57 瓶ヶ森P 6:05 → 6:50 瓶ヶ森 7:15 → 7:55 瓶ヶ森P 8:15 (UFOライン)8:40 土小屋
           土小屋 9:40 → 11:10 東稜基部 → 11:45 ニノ鎖下 → 12:20 石鎚山山頂(弥山)12:38 → 12:52 天狗岳 13:00 → 13:10 石鎚山山頂(泊)
       5/20   7:15 → 8:40 二ノ森 8:45 → 10:25 ニノ鎖下 → 10:48 東稜基部 → 11:50 土小屋

 石鎚山に登るのに、元々は西之川からの瓶ヶ森経由山荘しらさ泊りを考えていたが、山荘しらさは3月末で突然耐震工事?老朽化?で休業となったので、
この計画は没になった。(避難小屋はあるが・・・)何となく管理していた人と「いの町」がうまくいってない?
 ところが前日山から降りたら頭痛がしたので(低山病?)、安易に高いところからの出発に変更。寒風山トンネルを高知県に抜けて旧道を登り直し旧寒風山トンネルの南口駐車場で車中泊とした。
ここにはトイレも有るし、街が見えないので空が暗くて星が明るい。(寝やすい。)
明けて19日は快晴で、林道瓶ヶ森線(UFOライン)を車で16km走って瓶ヶ森登山口に駐車し、朝飯前に瓶ヶ森を散歩するという寸法である。

 駐車場は約1700mもあって、瓶ヶ森は1900mなので、200m登るだけだ。笹が朝露で濡れていてズボンが濡れるが、男山の岩峰を経由し、さらにすすんで
女山(瓶ヶ森)に着く。先客がお一人いらっしゃったが、お互いに素晴らしい眺めに無言でぼーっと眺め続ける。




      
瓶ヶ森山頂でくつろぐ人 無言で眺める

  何と言っても石鎚山の勇姿が目立つ。目を転じると西条市街と瀬戸内海、さらに伊予富士や笹ヶ峰、四国の背骨に当たる山脈が続く。




      
瓶ヶ森山頂から石鎚山の勇姿




      
瓶ヶ森山頂から西条市街と瀬戸内海




      
瓶ヶ森山頂から高知方面の山の重なり




      
瓶ヶ森山頂のパノラマ 手前のピークは男山 奥左から手箱山、筒上山、右手 石鎚山本峰、三角点峰




      
氷見二千石原から石鎚山

 25分ほどただ眺めて帰りは氷見二千石原経由で駐車場に戻る。1時間30分くらいの散歩でこの眺望は満足度大!である。

 次に子持権現山で岩遊びしようかなあとちょっと欲を出したが、70mの鎖を見てびびってご遠慮申し上げた。
 



      
子持権現山の岩峰 鎖道が見える

  またUFOラインを10km車移動して今度は土小屋から石鎚山を目指す。土小屋には宿泊施設や土産物店もあり、駐車場は賑やかでトイレもある。
またここは約1500mあるので、石鎚までは約500mの登りと石鎚山の登り道では一番楽なコースだ。
まずは石鎚神社の土小屋遥拝殿に奉拝し、お神酒を頂き登山の無事を祈念する。

 登り始めると縦走路になるが、鶴ノ子ノ頭を巻くなど基本巻きで
緩やかに登ってゆく。石鎚山がくっきりと見えていて、アケボノツツジや
オオカメノキ、ネコノメソウなどが少々。雪は沢筋に少しだけ残っている。




      
第1ベンチ付近から アケボノツツジと石鎚山

 天気が良すぎて暑い。日陰に入ると風が涼しく体を冷やしながらゆっくり歩いてようやくニノ鎖下で表参道に合流した。
ここからニの鎖、三の鎖を登ると頂上の神社に直接登り着くが、六右衛門は安全策で巻き道である。こちらは工事現場にあるような
階段や坂道がメインで、山頂山荘の横に登り着く。まだ12時過ぎだが、今日は山荘を予約しているので後はのんびりだ。

山頂(弥山)は平日だがそこそこ賑わっている。本当の頂上天狗岳は、ここから太くて持ちにくい鉄の鎖を下って岩っぽい道を15分くらいだ。





      
石鎚山 天狗岳から弥山、山頂山荘、石鎚神社を見る




      
石鎚山 天狗岳から南尖峰を見る

 天狗岳を往復したら石鎚神社にお参りし、御朱印を頂いてから山荘でビールだ!
 



      
石鎚山 奥宮頂上社の御朱印

 当初は二ノ森を往復する予定だったが、体調がイマイチなのでボーっとするだけ。
この日、山頂山荘に宿泊したのは六右衛門のほか埼玉から来られた上品なご夫婦の計3人、そして希望者は18:00から石鎚神社の夕拝に参加できるとのこと。
この山荘は神社と一体なので、折角なので3人で参加し、神職とともに大祓詞(おおはらいのことば)を唱えた。ウグイスも合唱していた。
(言葉は紙に印刷しふりがなを付けてご丁寧にパウチしてあった。初めて見るので切るところ、句読点や抑揚がわからず、意味もわからず)

 夕拝を終えると夕食となるが、チキンカレーだった。(+焼酎お湯割り)
19時前になると日が傾くが、今日はあまりにも雲がなく、夕焼けとはならなかった。




 
石鎚山山頂から夕刻の二ノ森





 
石鎚山山頂から夕刻の天狗岳 (定番の構図です。真ん中あたりに出発した土小屋の建物が見える。)





      
瀬戸内海に沈む夕陽

 夜景も見えたが山が高くて街から遠いのであまり迫力はなかった。




      
西条市の夜景


  明けて20日も大快晴である。5時に笹ヶ峰の左肩から日が昇る。
今日はさほど冷え込まず、雲がないのであまり山は焼けなかった。
 



      
石鎚山山頂の夜明け 中央瓶ヶ森 の左奥が笹ヶ峰、右手のギザギザが伊予富士、左手最奥は赤石山系




      
朝日が当たり始めた二ノ森 右後ろは鞍瀬ノ頭 更に右後ろは堂ヶ森





      
二ノ森と西ノ冠岳(右) 影石鎚


 で6時から今度は朝拝で、昨日と同じ大祓詞を唱えるが、昨夜山荘で意味を調べたので(インターネットOK)、
昨日と違い山頂から下界の人々にも神の加護をお祈りした気がした。
詞を終えると石鎚神社に特有の神事でご神体に触れてパワーを頂く。

 朝食を頂いて今日は下山だがこんなに天気が良いのにただ下るのは勿体無いので、二ノ森を往復することにした。
埼玉のご夫婦に別れを告げ、三の鎖の巻き道途中から分かれてゆく。小さいアップダウンはあるが、西ノ冠岳を巻いて行く縦走路で、
表参道と比べると道は細いが踏まれている。笹が被ったところもあって適当に歩くと踏み抜いて転落するおそれがあるので注意が必要だ。

本峰よりもこちらにイシヅチザクラがよく咲いていたが、石鎚山の南面は逆光に沈んでいた。分岐からの往復は約3時間だった。





      
二ノ森付近から石鎚山南面とイシヅチザクラ

 土小屋に戻って石鎚スカイライン経由で松山(道後温泉)を目指す。スカイラインから見る石鎚山はねじれて尖っていた。




      
石鎚スカイラインから石鎚山南面





      
石鎚スカイラインから二ノ森〜石鎚山




      
お土産はもちろん 石鎚 純米吟醸
地元の酒米 松山三井



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