【六甲】菊水ルンゼ 〜 菊水山 459m
〜 鵯越 〜 背山 215m
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鵯越から見る菊水山〜摩耶山   


【 日 付 】  2019年12月28日(土)
【 山 域 】  六甲
【メンバー】 六右衛門
【 天 候 】  晴れのち曇り

【 ルート 】   神鉄鈴蘭台駅11:10→11:35石井ダム登山口〜菊水ルンゼ〜12:40菊水山13:00→13:30菊水山駅跡→鵯越→14:10背山→15:00 湊山温泉15:20→16:00阪神三ノ宮駅

  年末の締めにこりもせず六甲である。菊水山は全山縦走路が通っていて神鉄鵯越駅からの登りはきついが、昭文社の山と高原地図をよ〜く見ると、菊水山の左下辺りに小さな字で「菊水ルンゼ」の文字があり、ネットで調べてみると面白そうなので登ってみることにした。

 神鉄の鈴蘭台駅から線路にそって引き返し、石井ダム方面に向かう。石井ダムを渡る橋の手前、左手が登山口だ。(目印なし。)
登山道に入るとダム湖の方に概略水平に進み、左手側に赤テープが出るのでそれをたどると急登となるがこれが間違いで、正しくは写真の看板裏を通りすぎてからの沢が菊水ルンゼである。(しっかり引っ掛かってしまったではないか。
だ いたいルンゼなんだから谷でないところを登ること自体地図を見ていない証拠だ。
後でネットで調べるとこの間違った道を登ると観測機器が設置してあるらしい。)


 

      
この看板を通り過ぎるまでは登らないこと! コース前半

 ルンゼ(Runse)とはドイツ語で「岩壁に水の浸食作用でできた急なけわしい溝」(Wiki) らしい。
上高地の奥、徳沢の松高ルンゼは雪で磨かれた岩壁だが、六甲でルンゼと名のつくのはここだけだと思う。
数mクラスの滝が続く沢の地形で、昨日雨が降ったが流水はなく岩棚を越えてゆく。





      
岩を直登してゆく 水があれば滝だ


 
こ こから標高350mくらいまでとにかく激登りで、数本の滝を越えてゆく。高巻きしようとすると元の沢に戻れないので直登のみだ。
沢登りに慣れていない六右衛門にとっては、かなり危なっかしい感じで、落ちたらただでは済まない。




      
背後には妙号岩


 ネッ トではロープを使ってという記述もあったが、あまり必要でない場所1ヶ所を除いて、ロープの助けはなくバランスと腕力と3点確保が必要。
岩が濡れているところもあり怖かった。初心者や、まして下りはお勧めできない。




      
岩屑の沢
チョックストーンも

 標高350m付近で漸く沢は平和になり右岸側への尾根登りとなる。(後からネットを見ると左岸側の尾根に登るのが普通みたい。)
430m付近で西尾根の立派な道に合流し、まもなく菊水山頂上である。菊水ルンゼでは誰にも会わなかったが、菊水山の頂上は数人が休憩中だった。




      
菊水山の山頂碑
菊水山の山頂




      
菊水山山頂から神戸市街 高取山方面

 軽く昼食をとってコーヒーを飲み、下山の行き先を考える。鍋蓋山方面も考えたが、結局縦走路を鵯越駅方面に下って、鵯越の尾根道に行くことにした。
さすがに何人か人とすれ違うが、
全山縦走路は烏原川まで下ってしまい川を渡る。(縦走路が川を渡ったらアカンやろ。谷底まで降りてるし。
全山縦走路は途中街に下ってお店の前を通過したり、舗装路を歩いたり川を渡ったりするので、尾根道として市ヶ原から宝塚までにしたらどうかと思ったりする。)
さらに川に沿って下ると地図上水路が交差?しているところがある。よくわからないが人工の水路があった。
右岸の地蔵広場から支流イガヤ谷川に入り100mほど遡って標識に従い左手尾根に登ってゆく。これが鵯越の道で好ましい散歩道である。
道はとてもよく整備され、場所によっては箒で掃き清められているようだった。




      
自然林が美しい鵯越の道 コース後半 鵯越道 (途中データ取得失敗し直線になってます)

 源平合戦の鵯越の逆落しは、とんでもない崖を義経率いる騎馬隊が駆け下りるイメージだが、それがこの場所かどうかはよくわからない。しかしここの尾根道は散歩道というにふさわしいなだらかな道で、鵯ではないと思うが鳥の鳴き声がさわやかだ。特に背山三角点(215m)付近の広場がいい雰囲気でお薦めである。




      
鵯越の道から菊水山(左)〜摩耶山(右奥) 背山 三角点 (215m)付近 




      
静かな散歩道を下山してゆく

 源平に思いを馳せ散歩道をたどって町中に戻り、湊山温泉に行ってみた。ちょっと濁ったお湯でちょうど今日から「除夜の湯」という行事をやっていた。
今年の出来事を木札に書いて湯舟に浮かべるもので、浸かっていたらちょうど朝日新聞のカメラマンが取材に来て撮影しても問題ないかというのでOKしたから新聞に載るかな?
(インターネットで検索したところでは、別の人の写真が使われていた。)
 今年は、Hawaii旅行、娘の結婚式、息子の入籍、手術に車購入、事故といろいろあったが、何とか納めの時と相成った。




      
湊山温泉
炭酸水素塩泉27℃ PH6.3


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