横尾本谷左俣〜1/2大キレット 長谷川ピーク 2841m  北穂高岳 3106m  
    2009年9月19日(土)〜20日(日)     HOME > 山の旅  > 横尾本谷左俣〜1/2大キレット〜北穂高岳


    19日:横尾山荘7:00〜8:00本谷橋〜8:35本谷・涸沢二又8:40〜9:15左俣・右俣二又9:25〜10:40北穂滝〜11:25左俣カール底
       11:55〜13:10大キレット最低コル13:20〜長谷川ピーク〜14:05 A沢のコル〜(休憩多数)〜15:45北穂高小屋(泊)

    20日:北穂高小屋7:45〜(すぐ)〜北穂高岳北峰〜8:00北穂南峰8:05〜10:10涸沢11:10〜12:15本谷橋12:25〜13:10横尾
       〜14:05徳沢14:10〜15:00明神〜15:10嘉門次小屋(岩魚塩焼定食)〜(すぐ)〜15:35明神池参拝15:45〜梓川右岸
       〜16:40上高地(バス待ち!)17: 25〜18:00平湯あかんだな駐車場


 19日
 横尾でお風呂に入ってぐっすり寝て、の〜んびり7:00出発(気合いが感じられませんが)
涸沢方面へ約1時間で本谷橋ですが、ここで本谷橋を渡らず、×印を無視して左岸通しに進みます。道は無く河原の岩をフィールド・
アスレティック風に登ったり飛んだり渡ったりしながら約30分で横尾本谷と涸沢の二又に着きました。相変わらず道はありませんが
ときどき数メートル高巻く踏みあとらしきものも。




 
左が涸沢(上流のカールが想像できない地味さ)、右が横尾本谷
横尾本谷は明るく開けています

 さらにそこから約30分で右俣、左俣の二又に到着します。右俣はウェストンも登った槍ヶ岳へのクラシックルートで
天狗のコルから氷河公園へ、左俣は大キレットの底に登り着くルートです。
今回は横尾谷と大キレットの核心部のいいトコ取りをして、ダイレクトに北穂高岳に登ろうと言う魂胆?なので、左俣へと進みます。
 両岸から壁が迫り落石が谷を埋め尽くしている状態で、浮き石だらけです。
落石にあたりさえしなければ安全ですが、傾斜はそこそこあります。
推定標高2200mくらいのところに雪渓があり、雪渓の上を進むか迷いましたが、大分薄くなっているので左岸を行くことに。
ここはずり落ちるので苦労しました。雪渓の上には右岸の北穂の池のあたりから落ちている北穂の滝が見えています。

 


 滝から更に登ると小さい二又でここは右を取り、棚状のところを乗り越すと突如左俣カールの底に飛び出します。
右手には南岳の獅子鼻が聳え立ち、左手には北穂高岳の壁、正面は大キレットの最低コルです。
天気は良く風もなく、ここでゆっくり昼食としました。
このカールに誰一人いません。時々落石の音が小さく聞こえますが、とても静かです。

 


 ここからはルートに不安があり、私の持っている古いアルペンガイド(1999年版)では左(南)寄りにルートを取ってA沢のコルに登り着くように
コースが紹介されていますが、ネットで調べた限りでは大キレットの最低コルに登り着く報告もありました。
今回は大キレットのコースの核心部を歩くために最低コルを目指しました。岩の間の錆びた空き缶は、ここを通った人がいた証しです。
何となくルートは合っているのかなあとやや左に左に進みました。不安だったのは最後に絶壁に当らないかということです。




 
このコルを目指しました。
南岳はますますスッキリと

 カールバンドはコルに向かって傾斜が強くなり、ずり落ちながら最後に這い松をつかんで大キレットに登りついたときは、
ああ、やっと道に出たとほっとしました。しばし、よく登れたなあと休憩。
(危険なところはないが、ルートファインディングが必要。道はない。浮き石多し。)

 



コルへの最後の登り(傾斜は急でずり落ちそう。)
登り着いて飛騨側の景色が広がる。


 
稜線から見る北穂の池

 ここから北穂高岳へは標高差にして350mあり、歩き出すとどっと疲れていることに気付きました。大キレットの道は横尾谷に比べ
切れているので落ちるとひとたまりもありませんが、危険なところにはボルトやステップや立派な橋もあり、道自体は整備されていて
歩きやすく浮き石も無いので岩をつかんでも安心です。
 長谷川ピークを越え、A沢のコルを過ぎ、飛騨泣きにかかりますが、もう足が上がらず3000m近い高山に息は切れ、休憩また休憩、
遅々として進まず、新穂高から南岳経由の若者に抜かれ、頭上に見える北穂高小屋は近づきません。



 
越えてきた長谷川ピーク(2841m) 遠くには黒部五郎岳、水晶岳、一番奥に薬師岳

 ハシゴや岩や鎖をつかんでいるうち手袋の中指が綻んでしまい、予備の軍手に。台風の影響で風が吹き出し、陽が傾いて来た頃、
あと20mくらいのところでも休憩しながらようやく小屋に到着した。かなりの強風で寒い。

 




前穂・北尾根 背景には左端に富士、真ん中に南アルプス
 

北穂高小屋から見る


 
笠ヶ岳に沈む陽
 

兵庫県明石市にある江井ヶ嶋酒造さんの「ホワイトオーク あかし」限定4500本のシングルモルトウィスキーを、小屋泊まりの人と飲みました。(瓶は重かったが、美味!)

 今日1日の登高は、変化に富んだコースで横尾から一気に北穂高岳を極め、展望も素晴らしかったです。天候にも恵まれ、本当に充実した気持ちに包まれました。

(小屋は定員の80%くらいの感じ、
一人布団1枚で余裕でした。)


 20日
 夜中は風が吹き捲くり、朝になっても晴れ渡っているけれど強風でした。
朝起きたら胸が苦しく小屋の人にコーヒーを頼んで、の〜んびり過ごし出発を見合わせていましたが、ノーマルルート(南稜)で
涸沢経由上高地に下ることにしました。以下写真だけで明神まで省略。



 
北穂高岳より笠ヶ岳と白山(左奥)
 



北穂高岳から奥穂高岳
北穂高岳から前穂高岳




涸沢から奥穂高岳、涸沢岳
涸沢から北穂高岳




涸沢〜本谷橋間から見る横尾本谷(昨日ここを登りました。)
明神池に映る明神岳(拝観料¥300)

 北穂南稜から涸沢経由横尾に下りますが、夥しい人が続々登ってくるのには驚きました。今日の涸沢には一体何人の人が泊まるのでしょう?
涸沢ヒュッテで山を眺めながら「ビールとラーメン」を。今日は雲一つありません。風もそよ風になりました。
昨日の登りが素晴らし過ぎて、こんなに天気が良いのに下るとは気合いが入らないまま、明神の嘉門次小屋に到着。
名物「岩魚の塩焼き定食」を食しました。
そしてすぐ隣の明神池に参拝し、明神池に映る明神岳をカメラに収めました。御神体「穂高岳」に感謝。



 
午後の陽に輝く六百山

 上高地に到着すると河童橋周辺は鈴なりの人、沢渡行き、平湯行きのバスとも200m以上の大行列。
今日最大の難所で、200m進むのに45分を要しました。


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