町石道〜高野山 
848m(大門付近)       
    2012年2月19日(日)     HOME > 山の旅  > 高野山


 2/19  山崎5:18(JR)6:15新今宮6:32(南海電車)7:36九度山駅〜8:00慈尊院〜8:38展望台〜9:45六本杉峠〜10:15二ツ鳥居10:35〜
     11:25笠木峠〜12:10矢立〜14:25大門14:45〜霊宝館前14:58(南海りんかんバス)15:00高野山駅15:19(ケーブル)15:24
     極楽橋15:30(南海こうや10号)16:49新今宮16:57(JR)18:08山崎


 弘法大師空海の開いた高野山への信仰の道:町石道は、1265年覚教上人の発願により20年の歳月をかけて整備されたそうだ。
九度山町の慈尊院(180町石)を出発し、高野山壇上伽藍(1町石)に至る、23km約7時間の道のりである。 mapはこちら
大きいものでは約3mもある五輪塔婆の形をした180基の町石が約110mおきに設置され、文字通り道しるべとなっている。

 超気合を入れて4時30分に起床し、電車を乗り継ぐこと約2時間、南海電車の九度山駅からまず慈尊院を目指す。
昨日降った雪が残る九度山の街並みは、ピーンと空気が張り詰めていた。気温は-5℃である。



 
不動谷川が紀の川に注ぐところから、岩湧山方面を望む 九度山町は標高約90m

 空海の母は、息子が開いた高野山を一目見ようとやって来たが、当時女人禁制となっていたため、麓にある慈尊院の場所に滞在した。
空海は月に九度(多い例え?)は必ず20数kmに及ぶ山道(高野山町石道)を下って母を訪ねてきたらしい。
走って降りるには格好のゆるやかな道である。
慈尊院の中に入り境内から丹生官省符神社を目指す石段の途中に始点180丁石がある。



        
始点の180町石




        
丹生官省符神社
かなりの寒さで樹氷が付いている

 官省符神社本殿前をを右手に折れ、コンクリートで固めた道を上がってゆく。世界遺産に相応しくない広い舗装道路と交差し、少し登り道となる。
雪は少しあるだけだが、道が凍結していてずり落ちること2回。



        
竹藪の中、竹に積もった雪が風で降る(168町石付近) 



   
柿の木畑を抜けて、ここからちょっと展望台に寄り道

 

 
展望台からの展望 九度山町を紀の川が流れる 中央奥は金剛山

 展望台からは少し行くとようやく地道となって紀の川の南側斜面を巻いてゆく。単独行の男性に追い越された。




        
町石道のコンセプトは、巻き道だ。 紀の川下流方面を望む。

 町石道はどこまでも緩やかだが、展望を離れ杉林の中へ入ってゆき、今までに比べると急坂(しかし普通の坂)になって
150町石付近まで続く。その後142町石付近まで今度は車が通れそうな平坦で広い道。六本杉峠で左に折れ、
なおも歩くと出発から2時間30分で二ツ鳥居に到着した。



 
小型車が通れそうな平坦で広い道 左手に144町石




 
二ツ鳥居手前の展望台から天野の里を見る
二ツ鳥居(120町石付近)

 二ツ鳥居手前の展望台で小休止とする。朝食が早すぎたのでお湯を沸かして食事をしようとしたが、なんてこった。ガスボンベが無くなりそうだ。
チョロチョロ出るガスでようやくコップ1杯分のぬるいお湯が沸いて卵スープを飲むのが精一杯だった。
 ここからは少し下り気味になって、しばらくすると紀伊高原ゴルフクラブの縁を通る。横にゴルフ場があるのを知った上で世界遺産に認定したのか?
まあ世界遺産も商売上の戦略だもんね。それともゴルフは現代の巡礼なのか。



 
世界遺産の横にゴルフコース?




 
綺麗にカーブを描いて進む
素晴らしく元気な太い杉

 相変わらず町石道は緩やかに続き、ぐるーっとカーブを描いたりしながら、尾根道のような感じであっても決して尾根どおしでなく進む。
笠木峠に向かって少し登るが、峠を越えてまた下り気味だ。左手から車の音が近づいてきて、最後矢立の交差点(国道370号と480号)に降り立った。
道路を横断し、登り坂となる。このあと袈裟掛石、押上石を越えて再び国道480号を横切ると少しの急登で展望台に着くが、また下って国道に降りる。
ここは国道沿いに39〜37町石があり、国道が町石道であることは明らかだ。
多分国道歩行は危険なので高巻道をつけたのだろう。今までたどってきた町石道の作りかたと明らかに違う。後付の道を世界遺産にしていいのか?




 
展望台付近のお地蔵さん
大門への最後の3〜400m続く登り 急坂でもないがきつかった。

 ここからは川沿いの道となって鏡石を過ぎ、延々と歩いてゆく。
膝が悲鳴を上げ、足が上がらなくなってきて、大門(8町石)まで距離にして最後の300〜400mが大して急坂でもないのにきつかった。
出発して約6時間30分で、みたび国道480号の大門に登りついた。非常に規模が大きな門で屋根の雪は雪解けしていた。



 
大門に登りついた。屋根の雪が溶けて水がボタボタ落ちる。

 近くのお店(つくも)で釜飯を頂いてから更に少し歩く。壇上伽藍の柵の中に1町石(終点)がひっそり立っており、ようやく町石道も終わりを告げた。




 
ちょっと中途半端な?位置にある1町石(終点)
高野山の街並み

 帰りは金剛峯寺を見てから不動坂口女人堂経由極楽橋まで下る予定であったが、足が痛いので霊宝館前でたまたまやってきたバスに乗ってしまった。
高野山駅からはケーブルカーで一気に下る。ケーブルに接続しているのは有料特急の「こうや号」だ。早くもない特急に無理やり乗せるとは商魂たくましい。




 
ケーブルカーで下る
こうや10号 特急料金は¥760なり 次の普通電車は30分後

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