9/4 雲ノ平山荘は8/10に新装開店したばかりで、内装はまだ50%、洗面台もない状態だった。 (でもなぜか長岡鉄男氏設計のバックロードホーンスピーカ:スーパースワンがあったりして。)雲ノ平でマッカランのほか角瓶もほぼ空になり、明けて9/4はまたまた大快晴である。 黒部五郎岳の山頂に朝日があたり、尾根はくっきり影になっていた。薬師岳の膨大な山容が向こうに見えている。 |
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雲ノ平から祖父岳に登りつくと素晴らしい眺めが待っていた。 ←赤牛岳の向こうに立山、劔岳 さらにワリモ岳方面に進むと三俣蓮華岳と黒部五郎岳と昨日登った黒部源流から雲ノ平への道が見えてくる。 下のパノラマ写真は、T氏より頂いた画像をパノラマ合成したものです。 |
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ワリモ岳を快調に飛ばして9:45鷲羽岳に到着した。 ←鷲羽から見るワリモ(割物)岳 鷲羽岳は本当に360度の展望で、富士山も控えめに見えていた。北側には水晶岳、立山、劔岳、白馬岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳、野口五郎岳などがずらりと並ぶ。(下のパノラマ) 南側には鷲羽池を前景に槍ヶ岳、穂高岳など。 |
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鷲羽池に関しての詳細は、こちら 鷲羽から稜線を少し下ってそれから一気に池に向かって下ると、そこに別天地が広がる。 |
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鷲羽池で遊び疲れた?六右衛門とY君は三俣山荘へ下り、山荘でビーフカレー&ビール! 山荘からは他のメンバーからの遅れを取り戻すべく再び巻き道で双六を目指す。 振り返ると鷲羽岳は火山らしく山頂からパイプの煙(のような雲)を出していた。 山頂右側の凹んだところが鷲羽池(火口)だ。 |
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巻き道からも美しく槍・穂高が望まれる。夏らしい雲が湧いてきて、9月なのに真夏だ。 |
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双六への巻き道の中間に沢の水場がある。水は冷たくてとてもおいしい。写真は沢で見つけた花。(ミヤマアカバナ?) しかしここを過ぎて50〜60mの登り返しがあり、なかなか楽には進ませてくれない。 先行している仲間たちは箱根駅伝の中継点のように、双六小屋で待ってくれていたが、30分遅れ以内に我々が到着しなかったのでタスキはつながらず、当初予定だった鏡平泊まりを諦めて、予約を変更、再び双六小屋に泊まることになった。 |
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9/5 夜半に雨が降っていたが、明け方には数は少なめながら星が美しく眺められた。我々としては珍しく朝飯を食べる前に出発、稜線に出て日の出を見る。 今日もまたまた大快晴で焼岳、乗鞍岳、御岳が縦に揃う。眼下には鏡平の池が逆光に浮かんでいた。鏡平の小屋で朝食、まだ7:00だが私だけいきなりビール! こうして本当によく歩いた4日間がとうとう終わりに近づいてきた。新穂高温泉はまだまだ遠かったが、下りで高山蝶「オオイチモンジ」の華麗な姿を見ることが出来た。この愉快な山行を共にしてくれた仲間に感謝。 |
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美しい「オオイチモンジ」←田淵行男さんの本「山の季節」から |
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