久多川 約370m  大悲山・峰定寺 約550m     
    2011年5月20日(金)〜21日(土)     HOME > 山の旅 番外編  > 久多川


    JR京都駅10:00〜(車)川端通り・百万遍・白川通り・367号線〜11:20久多下ノ町(釣り)〜17:20久乃屋(泊) 
    8:45〜9:15針畑川古屋9:25〜久多峠〜10:35大悲山・峰定寺〜10:55峰定寺本堂〜11:10峰定寺〜鞍馬〜加茂街道〜四条烏丸


 5/20
 今回は山に登らず、八ヶ岳別荘生活のK氏の教えを受け川釣りをすることになった。自慢じゃないが私は一度も釣りをしたことがない
正真正銘のど素人であるが、いきなり天空(てんから)毛バリ釣だ!
 私は運転手で京都駅でK氏をピックアップし、一路久多を目指した。久多は京都市左京区に属しているが京都駅から1時間以上かかる。
久多はのどかで明るく穏やかに川が流れている。今日は暑いくらいの天候だ。
竿以下道具は全てK氏からの借り物で、竿はスズミ釣具の渓愚Special32というものらしい。毛バリはK氏の自作品である。




        
 こんな真昼間には釣れないのだが・・・K氏
濃密放流区? なので魚影は濃いのですが・・・

 漁協で券を買って濃密放流区と表示があるところで、親切に「川へ下る」と書いているところから川身に降りて、竿を振る。
我々の他には同好の士が2名(ルアー)のみで、平日とは言え人影が少ない。久多の住人は約100人くらいだそうだ。
魚影は濃いが深いところにいて毛バリは見向きもされない。さんざん投げまくっていたが、適当に投げ入れてすぐに小さい
アブラハヤがかかったのが2回。これぞビギナーズラックである。
 



        
下手な鉄砲のまぐれ当たり
「アブラハヤ」×2匹

 だんだん陽は傾いてくるが、アマゴは来ない。釣りをやっている間は、釣りのことしか考えないのでストレス解消になると思う。
もともと私に釣られるようなそんな寝ぼけた?魚がいる訳ないと釣果に期待なんかしていなかったので、川の流れを見てぼんやりする
のも良い。K氏も当たりが来ないとじっと我慢の様子だった。
氏いわく「後から考えるとあの魚さんたちは放流されたばかりでまだあの川でどうしてよいのか分からない状態だったようです。」




        
食いついてくれません。
日が傾いてきました。

 5時を過ぎて今夜の宿に向かうことにした。もちろん1時間で京都に戻れるのだが、久多にある2軒の民宿のうちの1軒に泊まって
酒を酌み交わすことにしたのである。「久乃屋」さんは、川沿いを5分くらい走ったところに「←久乃屋」の看板があるだけで、
車が何とか通れる細い道を入る。が民宿「だん林」さんはあるが「久乃屋」さんはどこ?
 何の表示も出ていない民家がそこだった。広い部屋が3室あるが、客は我々のみである。




        
今日の泊まりの「久乃屋」(一番左が母屋、2番目が蔵)
「久乃屋」の庭の様子(シャクナゲは終わり)




        
「久乃屋」母屋
「久乃屋」の裏を流れる久多川支流

 お話の楽しい女将さんはここにお嫁に来たそうですが、近頃久多の生き物を見ていると温暖化の影響というか自然の変化を感じるとのこと。
ご多分にもれず鹿が増えていて作物を食べるのでネットを張り防御、でも猿は大胆でネットや電気を流した柵でも侵入して米やら何やら
食ってしまうそうです。猪に油が乗らなかったりもするようです。
 今夜の夕食は鹿肉のすき焼きがメインで、油の乗った美味しい肉でした。お酒はもらいもの?で銘柄はわかりませんが、ひやでどんどん
戴きました。アブラハヤを釣ったのならワタを取って唐揚げにしたら美味しかったのに・・・・とも。小さかったので放流してしまいました。
川の流れる音しか聞こえないとにかく静かな里で夜が更けました。




        
今日のメインは、鹿のすき焼き!


 5/21
  明けて5/21は夜の夕食まで何の計画もない。
 一応次回のために隣の針畑川の古屋まで偵察に行った。針畑川には釣りセンターみたいなのが2ヶ所あって、土曜日ということもあるのか
釣り堀のようなところでたくさんの人が釣りをしていた。ここらでは川では釣らないのか?

 取って返し久多峠を超えて、大悲山峰定寺に行ってみた。何の事前の知識も無く来たが、なかなか面白い所である。
超高級で不倫旅行?に最適な?「美山荘」を通り過ぎ、樹齢何百年?の高野槙の大木が立つ仁王門に着く。
 寺務所で写真のおばさまから説明を受けるが、
・門内は写真は撮影不可なのでカメラを預ける。
・その他の貴重品などは借用した頭陀袋に入れて肩から掛ける。
・金剛杖を借りる。(ちなみに入山料は¥500である。)
・ここから700段?(正確な数は忘れた。)の階段を登るので、普通往復40分くらいかかります。大丈夫ですか?
 山登り屋をなめては困ると思ったが、「多分大丈夫だと思います。ハハハ」
・登る際には「六根清浄」と唱えてください。
・鳥取の三徳山投入堂というか、清水の舞台のような構造の本堂があり、手前に鐘があるので一回だけ鳴らしてください。
 それを合図に本堂に修行に入ってください。(鐘は道の進む方向と反対側にあり見過ごしてしまい、帰りに鳴らした。)
・雨の時や子供連れ、団体さんは拝観不可です。
(注意はなかったが、マムシが出たので注意ください。)
・帰ってから地図を見たが標高差は100m程度である。シャクナゲが見頃でした。




        
大悲山峰定寺仁王門と高野槙
「寺務所」で頭陀袋と金剛杖を借り、修行に!

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