【中ア】神坂峠〜神坂小屋 富士見台 1739m 横川岳 1620m
 南 沢山 1564m
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富士見台 南アルプスの上河内岳付近からの日の出   


【 日 付 】  2018年10月20日(土) 〜 21日(日)
【 山 域 】  中ア
【メンバー】 六右衛門 単独
【 天 候 】  20日:晴れのち午後雹と大雨 夜から晴れ 21日:快晴

【 ルート 】   20日:中津川IC → はざま酒造 → すや 11:30 → 12:40 神坂峠 12:55 → 13:30 神坂小屋(泊)
       21日:5:57 → 6:07 富士見台 6:17 → 6:25 神坂小屋 6:55 → 7:05 富士見台 → 8:25 横川岳 8:40 → 9:05 南沢山
          → 9:30 横川岳 10:05 → 11:25 富士見台 → 11:50 神坂峠 12:00 → 12:40 湯舟沢温泉
       

20日(土):神坂峠 → 神坂小屋(泊)

 当初の計画では恵那山トンネルを越えて園原ICから広河原登山口へ。そこから林道を神坂峠へ歩いて恵那山を周回しようと考えていたが、
出遅れの上、名神で事故、恵那山トンネル付近で工事渋滞が出てすっかりやる気を無くし、神坂峠まで車で登ることにした。
でまずその前に、中津川のはざま酒造さんへ行き、清酒「恵那山」純米吟醸ひやおろし「秋の月」(限定品)を購入、次に新町通の「すや」本店に行き、
栗きんとんを購入した。この2品は中津川の秋には欠かせない。


 

      
清酒「恵那山」蔵元 はざま酒造さん 栗きんとんの「すや」さん

 で狭い道を神坂峠まで登り、峠を出発しようとしていると、突如黒い雲がやって来た。これは降るなと思っていたら、雹(ひょう)が降りだした。
傘をさしてい歩いていると雨に変わり、30分ほどで神坂小屋に逃げ込んだ。雨宿りと休憩の先客が2組4人。



 

      
神坂小屋への道の途中で 残る紅葉と剣先、前山


 

      
神坂小屋 ここに泊ります。

 神坂小屋は二棟あり上の小屋は休憩所の感じで、下の小屋は10人くらい泊まれる広さで綺麗、トイレはいったん外に出るがこちらも綺麗だ。
トイレ横に蛇口があり水が出るが、上の小屋横にタンクがあるので手洗い用の天水と思われる。
その後本降りになり3時半頃迄には先客は出発して行って一人になった。

 元々この小屋に泊まる予定だったので、
先日大阪堂島の淳久堂さんで購入した窪田晋二ほか著「山登りはこんなにも面白い」をじっくり読んでみた。
重い単行本を持ってきた。)こういう本を読んでいると行きたい山がどんどん増えてくる。
5時頃ふと見ると雨が小止みになり、夕焼けの空に恵那山が輝いた。


 

      
夕焼けと虹


 

      
夕焼けの恵那山


 


島崎藤村筆を再現した「山小屋」の看板
神坂小屋の内部



      
フォールディングトースターでししとうを焼く。 酒は新潟の「笹祝」
焼き鳥缶も。

 今回新しく入手したフォールディングトースターを試すのに「ししとう」1パックを持参して焼いてみた。なかなかイケる。(今度からいろいろ試してみよう。)
もちろんトースターなのでバターたっぷりの焼きたてトーストが次の目標だけど。酒は新潟の「笹祝」純米酒 四合瓶である。ちびちび飲んで夜が更けていった。
7時ころになると天候が回復し、月が煌々と輝き星が出てきた。放射冷却で寒くなってきて、あるものを皆着込んでシュラフに潜るが寒い。
明け方には室内で0℃だった。(六右衛門のシュラフはモンベルのダウンハガー#5なので、公称リミット4℃まで、8℃まで快適とのことだが、寒かった。)


21日(日):神坂小屋 → 富士見台 → 横川岳 → 南沢山 → 神坂峠

 明けて21日は雲ひとつ無い快晴だ。
富士見台の頂上まで10分ほどなので、御来迎を見にゆくが微妙に頂上の手前で日の出となった。
山頂には萬岳荘に泊まったと思われる10人ほど。南アルプス全山がズラリと並んだところ、上河内岳付近から太陽が出てきた。
富士見台という名前だが、ここからは富士山は見えない。(聖岳に隠れている模様。)中央アルプスも冠雪して並んでいる。




      
南アルプス上河内岳付近からの日の出(仙丈岳から池口岳まで並ぶ)





      
夜明けの恵那山と右に小さく剣先と前山




      
朝の神坂小屋と恵那山

 いったん小屋に戻って荷物をまとめ、お掃除をしてから再度出発する。
恵那山というより神坂峠コースの大判山あたりの紅葉が目的の一つだったが、見ると既に落葉していたのであっさり諦め、
富士見台に登り直して、北方へ南沢山1564mを往復することにした。
行く手には雪を被った御嶽が美しい裾野を引いており、右手に乗鞍岳、さらに右に穂高岳が見える。
昨日の雨は高い山では雪だったようで冠雪が見られた。




      
富士見台から横川岳方面に下ってゆく。 御嶽、乗鞍岳、穂高岳が並ぶ。


 200mほど下る途中火山の岩ゴロごろの個所があるが大体は笹原の中を切り開いた道だ。笹の高さは高いところは背丈より高い。
下りきったら巻き道になり樹林帯に入る。小沢を2本横切るが、1本めは道の下で水音が聞こえ、すぐ下流に良い水場がある。
2本目の小沢は伏流だ。再び笹原の道となりコブをひとつ越えると、地形図上無名の1620m峰「横川岳」に着く。




      
道に落ち葉


 横川岳は富士見台と同様360度の大展望で、こちらの方が恵那山が少し遠ざかって、前面に富士見台があるので奥行きが感じられて良い。
先客3人と少し話をしてから、さらに南沢山に踏み出す。南沢山1564mは地形図に山名があるが、展望は中津川市街方面だけで頂上らしくない。
恵那の笠置山や伊吹山、鈴鹿の山も見えていたが、ここまで来るより横川岳で満足できると思う。

 往路を戻って横川岳頂上で朝食とした。時間が経つにつれこのコースでも20人くらい歩いていたが静かで晩秋の雰囲気だ。
200mを登り直して富士見台の山頂に戻ると観光客風に大混雑していたので止まることなく通過した。




      
笹原に点在する紅葉 1





      
笹原に点在する紅葉 2





      
カラマツもある。左手に南木曽岳、右手には中央アルプス。




      
紅葉が残ってますが逆光です。





      
大分戻ってきました。


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