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熊渡から35分くらいで弥山川の伏流・白川八丁に出る。新緑が美しい。 | 川幅が狭くなり最初の滝ガマ滝で吊り橋を右岸に渡る。 |
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弥山川は沢登りというより沢沿いのコースで、高巻きが多い。いきなりハシゴと桟道、鎖の急登が始まり、ハシゴは80本以上(番号が振ってある。)、ハシゴ
がなければただの崖と言ったところを腕力でこれでもかと登る。桟道は傾いていたり、落石の直撃を受けていたりで朽ちて落ちたものも。ハシゴは鉄製で溶接し
てありしっかりしているので、手を離さなければ転落することはなさそうだ。熊渡から2時間45分の激闘で双門滝を望む滝見平に登り着いた。↓双門滝 |
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桟道が痛てて。 |
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角度は70度くらい迄。写真では高度感が全くないが。
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そこから再び遡行し、河原小屋を過ぎて、樋ノ谷出合で右の谷をとればさしもの十津川も源流域に近くなり、ボルトのへつりで遊べば(左写真)谷が行き止まりの聖門ノ滝となる。 ここで左岸側をしゃれにならない鉄製の縄バシゴで登るか、別にボルトもあるがどっちが危ないかなあ。しかしこのルートを最初に造った人はどんな風にして造ったのだろうか想像もできない。 それを越えるとしばらくで突然狼平に飛び出す。立派な吊り橋があり、立派な避難小屋があり、畦道からいきなり高速道路のサービスエリアに着いたような感じだ。今までの激闘が嘘のようなのどかな別天地である。 弥山川の修行は、かくしてめでたく終了した。 何度か右岸左岸と渡るところはあるが、適当な飛び石があり、ここのところの晴天続きで最後まで足元を濡らすことなく進めた。(水量が多いと膝くらいまでの水の中を進んだとのレポートもあり、かなり危険と思われる。) |
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ボルトが打ち込んであるだけのへつり。 (実は鎖もあり。無いとかなり怖い。) |
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狼平からはとても整備された階段状の道をばてながら約1時間で弥山小屋に到着した。弥山山頂の天川神社奥社に参拝し、今夜はここで泊まりとする。(大きい 小屋に泊まり客は12人くらい。食事は予約が必要です。携帯は完全に圏外です。)修行の場であるので酒は無いかと思っていたが、ビール販売中。小屋前の暖 かいところで2本飲み、持参した「春陽墨之江」を飲み、夕食を食べたら朝早く起きたせいか6時に寝てしまった。 | ||