【南ア】鋸岳 途中撤退2 
(第1高点 2685m)     
    2012年4月28日(土)     HOME > 山の旅  > 鋸岳 途中撤退2


 伊那4:45〜(車)〜5:30戸台駐車場5:45〜7:20角兵衛沢出合7:45〜9:45大岩下〜12:25角兵衛コル〜12:35(約2600m地点)
 12:45
〜12:50角兵衛コル12:55〜途中昼食休憩20分〜14:40大岩下14:50〜16:25角兵衛沢出合16:35〜18:30戸台駐車場
 18:35〜(車)〜19:25伊那

 
 昨年10月の鋸岳撤退の再戦である。前回の反省を踏まえ1時間早く伊那を出ると、既に目指す鋸岳が空に浮かんで見える。
天候は絶好で、はじめから目標が見えるのは気合が入る。高遠を過ぎ、戸台の前回より少し先の駐車場まで入ろうとしたら
車幅いっぱいの棒杭があり肝を冷やしたが、何とか通過してそそくさと出発した。
 最初は右岸の車道ぽい道でゲート付堰堤を越え、次の堰堤をやはり右岸から階段で越えたら、今度は左岸に移る。
右岸左岸どちらにも赤テープがあって始末が悪いが、このへんは前回で学習済みだ。




        
甲斐駒ヶ岳に陽があたってきた。


 1時間35分で角兵衛沢出合に到達する。ここに指導標があり、戸台川を渡ろうとしたら昨年あった丸木橋が流されている。
渡渉しようかと水に手を付けると雪解け水が冷た〜い。泳ぐような深さはないが流れは速く、上流側を少し偵察すると
飛べそうな石を発見。ホップ・ステップ・ジャンプで越える。ステップで少しよろけたが、幸い石が滑らないので助かった。




        
角兵衛沢出合の道標 韓国語表記があり、KARAが来ても?大丈夫だ


 ここからは樹林帯に入ってゆき、小沢を2本横切る。寝木小屋沢〜横岳峠への分岐はよくわからない。
南アルプスらしい苔むした黒木の中をどんどん登ってゆく。前回はわからなかったが、背後に樹の間ごしに
仙丈岳が見えている。今回は仙丈岳が真っ白なので良くわかる。
約2時間のきつい登りで大岩下の岩小屋に着いた。大岩壁なのでとても写真に収まらない。




        
写真に入りきらない岩壁、大岩下の岩小屋といってもただの岩のひさしだ。


 さてここからが角兵衛沢の核心部で、コルまで延々と続く岩屑の堆積だ。
樹林帯は抜けたので背後から中央アルプスの全体と仙丈岳が応援してくれる。
左岸沿いに道らしきものがあるようだが、不明瞭で沢身を進むが結構急傾斜で息が切れる。
(ガラ場の平均斜度は35度くらいか。)




        
大岩の岩壁 背後は南アルプス林道

   



ガラ場から見上げたコル


 登るにつれて仙丈岳から小仙丈岳の稜線がどんどん見えてくる。

   



仙丈岳はまだ真っ白だ!


 中央アルプスも少し霞みながら空に浮かんでいる。なんという絶好の天気だろう。




        
中央アルプスは壁になって立ちはだかる。


  いつもそうだがコルは見えてからが遠く、なかなか近づかない。
今年の冬は大雪だったので、コルの下最後の100mくらいは雪渓が残っており念のためアイゼンを装着して登ってみた。
アイゼンはよく効いた。




        
コルはいつも見えてからが遠く、なかなか近づかない。


 角兵衛沢の出合から約5時間、ようやく角兵衛のコルに到着、コルの向こうには八ヶ岳が優美な裾野を見せていた。




        
角兵衛のコルから見る八ヶ岳


 コルから第1高点までは高さにして130mくらいであるが、激登りだ。
登り始めたら中途半端に圧雪が凍っていて、登れないというか下りが危なそうに思え、悩んだ末撤退することにした。(約2600m地点)
ロープがあれば下れるのだが・・・
頂上から甲斐駒、北岳と仙丈岳の並び立つ姿を見られなかったのは残念だが、出発から7時間近く経っていて疲労も相当だった。
1600mの登り降り日帰りの上、片道2時間の河原歩きはさすがに厳しい。
下りも岩屑でスピードは出ず、尻もちを数度、暑くなり1リットルの水を飲み干してようやく何とか出合まで降りたった。
大岩下で幕営している3人組と下りで幕営の2人組、単独者とすれ違う。
 
 もう一度ホップ・ステップ・ジャンプしたが、足がガクガクでちょっと失敗し濡れる。
ここからの駐車場までの河原歩きは長くて辛く、往路より20分多く費やした。




        
帰り道で甲斐駒ヶ岳、駒津峰、双児山


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