【中ア】大川入山 
1908m 富士見台 1739m      
    2012年5月20日(日)〜21日(月)     HOME > 山の旅  > 大川入山


20日 大山崎IC〜園原IC〜(車)〜5:55治部坂6:23〜横岳7:18〜9:00大川入山9:50〜12:10治部坂〜(車)〜昼神温泉〜(車)〜15:20萬岳荘
   16:20〜16:45富士見台〜17:05萬岳荘(泊)
21日 萬岳荘6:35〜6:53富士見台7:45〜8:10萬岳荘8:25(車)〜中津川・すや・はざま酒造〜中津川IC〜大山崎IC
   

 5月21日(月)の金環食を山上で見たいと思い、どこが良いだろうと考えていたところ、同じ考えのT氏とともに検討した。
九州南部(屋久を含む)は遠いので却下、石鎚は微妙に部分食のようで、大台ヶ原は道が復旧したのかわからないし雨が多い、
南アルプスは小屋が開いてない、そうだ富士見台だ!ということで、大川入山登山を追加し計画がまとまった。

 恵那峡SAで仮眠した後、園原ICから153号線で治部坂を目指す。左手に大きな駐車場を見て右折し、約300mで登山口である。
周囲に数台駐車可能だ。新緑が美しいが今日は高曇りである。




        
登山口は国道153号線からすぐ。新緑が美しい。
横岳手前から見える大川入山

 小さな沢を鉄橋で渡って、木の根が網の目のようになっている支尾根を登ってゆく。1時間弱で展望が開け、整った形のピークが見える。
ずいぶん遠く感じられたのであれが大川入じゃないだろうと疑っていたが、ベンチのある横岳から道がそのピークの方に巻いてゆくので、
やっぱりそれがそうだった。横岳からはなだらかになり、小さいコブのアップダウンが数回ある。
タチツボスミレがたくさん、あとチゴユリ、ショウジョウバカマ、オオカメノキが咲いており、ミツバツツジは多くは蕾、
黄色い花はミツバツチグリ?、イワウチワは完全に散っていた。鶯がずっと鳴いている。




        
ミツバツツジがほんのりと蕾をふくらませている。
オオカメノキが白い花をつけている。

 笹原が美しい展望の良い尾根道が続き、最後に最低鞍部に50mほど下る。ここからは大川入山に向かって登りになる。




        
笹原で展望の良い尾根道が続く。
登ってきた尾根を振り返る。

   



南アルプス南部の山々がずらりと並ぶ。


 登山口から3時間弱で大川入山の頂上に着いた。展望が良くて、登り3時間程度と厳しすぎず、
軽過ぎずで、道がとてもしっかりしていて、想像していた以上に良い山だった。
頂上からは中央アルプスの南駒ヶ岳、空木岳や御嶽、頂上から少し北に歩くと恵那山が望まれた。




        
大川入山頂上より中央アルプスを望む。

   



頂上北側からは恵那山が尖って見える。


 頂上で50分ほどのんびりしてから下り、車で昼神温泉へ。温泉で汗を流して馬籠経由落合まで下り、食料(酒のあて)を調達。
再び今宵の泊りである神坂峠の萬岳荘へ向かって車で登っていった。神坂峠は1570mもあり、ヤマトタケルが東国征伐の帰途に
越えた峠、また萬岳荘は百名山の深田氏も恵那山下山後宿泊している由緒ある宿である。背後の富士見台へは170m、25分の登りだ。
あすの天気予報は曇、降水確率は30%であるが、天候は悪化し、黒い曇が出てきた。金環食観測が危ぶまれる。

 ビールを飲み終えたところで、一応偵察のため富士見台まで登ってみた。恵那山には雲がかかっている。
ここへ来たのは1982年5月以来30年ぶり!のことである。
萬岳荘に戻ってT氏と酒を酌み交わした。

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