【佐渡ヶ島】ドンデン山 934m 尻立山 940m  マトネ 938m 真砂の峰 935m 金北山 1172m
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夜明け前の金北山  


【 日 付 】 2015年4月30日(木)〜5月3日(日)
【 山 域 】 佐渡ヶ島(大佐渡山地) 

【メンバー】六右衛門 単独
【 天 候 】 ずっと晴れ 
【ルート】 5/1  北陸道・安宅PA(仮眠)4:00(車)〜新潟中央IC〜8:30新潟港9:25(フェリー)11:50両津港
         12:00(Taxi)12:20アオネバ登山口→14:10アオネバ十字路→14:50ドンデン山荘
         15:05→15:25尻立山15:30→15:45ドンデン山荘(泊)
      5/2 山荘7:00→7:25アオネバ十字路→8:10マトネ8:20→8:35石花分岐→9:45真砂の峰9:55→10:40天狗の休場
         10:55→12:25金北山
12:40→13:30神子岩→14:15横山分岐→14:30縦池清水14:55→15:20栗ヶ沢登山口15:25
         (車)15:55両津港16:00(Taxi)
16:05椎崎温泉16:40→17:05両津港19:35(フェリー)22:00新潟港

【2日め】5/2
 ドンデン山荘から見る金北山は電線が邪魔になるので、早起きして少し尻立山の方に登ってみた。
ここから見る金北山は風格のある姿をしている。ちなみに例年に比べ今年は残雪が少ないようである。
ドンデン山荘から日の出を拝んだが、今日も完璧な晴天で雲がないので朝焼けは起こらなかった。




      
ふと太平洋から日が昇ると思ったが、よく考えると日本海


 ドンデン山荘で朝食を頂いてゆっくり7時に出発した。今日は金北山への縦走である。
昨日の道をアオネバ十字路まで戻り、マトネの登りになる。なかなかの急登で朝から絞られる。
朝早いのでキクザキイチゲの花は閉じているが、オオミスミソウが現れた。





      
カタクリとオオミスミソウのコラボ。





      
こちらのオオミスミソウは、とても淡いピンクです。

 山荘から1時間ちょっとでマトネの山頂に到着するが、ここから金北山はずいぶん遠く見える。




      
マトネから金北山 (頂上に建物が見える)

  早々に出発するがカタクリ街道は続き、既に気温が高くなってきた。今日も暑くなりそうだ。
大佐渡縦走路はよく踏まれているようで、赤テープも付けられている。




      
またまた オオミスミソウ。花弁の形もいろいろだ。

 外海府(北西側の海)側に下る石花分岐を過ぎ、次に真砂の峰を目指すが、時々樹林帯を抜けてダイナミックな縦走路が現れる。
写真ではわかりづらいが右手の少し青い露岩がアオネバの由来となる岩だ。




      
時々樹林帯を抜けてダイナミックな縦走路が現れる。右手の青い露岩が「アオネバ」




      
ダイナミックな大佐渡縦走路




      
ミネザクラも。

 真砂の峰に着くが暑くてたまらない。まさか5月GWの山でこんなに暑いとは。
ここからの金北山の眺めも迫力があるが、あまりの暑さ?で写真を撮らず、次に進む。
時々雪で進路がわからず、迷うこと2〜3度。うろうろする内に2m程滑落!
折角ピッケルまで持ってきているのに、油断していた。また雪で樹の枝が倒れていて歩きにくいところも。
 天狗の休場はまさに休みたくなるような広々とした場所で、金北山寄りに少し下ったコル状のところが風の通り道で涼しかった。
思わず15分ほど休憩。




      
ヒメイチゲ




      
鏡池は既に水面が出ていた。

 いよいよ金北山への登りとなる。暑さのせいもあり厳しい登高となった。
金北山への最後の登りは30度以上ある雪壁で、ロープが垂らしてあるが、安全のためアイゼンを着用し、ピッケルを振り回した。
あとから追いついてきたご夫婦もアイゼンだ。逆に上から若者がノーアイゼンでロープに頼って降りてきた。




      
雪壁です。
最後は特に急傾斜。約40度。加茂湖まで見えてます。

 何とか登り切って5時間25分の縦走は、完結した。ああ。暑かった。(水があまり残ってない。)
佐渡在住の先客が一人おられて、下山後、車で両津港まで送って頂けることになった。感謝!感謝!

山頂は防衛省の旧レーダ施設を撤去したあとの建物が残っており、著しく興趣を損なっている。
北朝鮮のミサイル監視のためにレーダを設置するのは理解するとして、隣の妙見山に新しい施設を作る際に現状復帰するべきでは?




      
金北山 山頂からの眺め。国仲平野が広がる。この方に両津港まで送ってもらいました。

 下りは横山登山口に降りる予定だったが、先客の車に合わせて栗ヶ沢登山口へ下る。花街道は続くとしてこちらはブナ林も美しい。




      
まだまだ オオミスミソウ





      
さらに オオミスミソウ




      
山笑う 新緑




      
ブナ林




      
紫色のキクザキイチゲ

 澄み切った水場・縦池清水で喉を潤し昼食を食べてから、栗ヶ沢登山口に下山して蕨採り。
両津港まで車で送って頂いてから、Taxi で椎崎温泉(グリーンホテルきらく)朱鷺の舞湯に行ってみた。
加茂湖と逆光の大佐渡山地を望む湯だった。




      
椎崎温泉 朱鷺の舞湯
露天風呂から見る加茂湖と金北山

 帰りはぶらぶら両津港まで25分くらい歩いて、港前の寿司屋で少し魚を。




      
両津港 すしの「魚秀」
地魚にぎり左上から 鯛、平目、ホウボウ、アジ(無い。食べちゃった)
甘エビ、ふぐ、イカ(ワタと合わせて)


 最後にお土産。
佐渡には比較的メジャーな酒「北雪」と「真野鶴」と、比較的マイナーなお酒「金鶴」「真稜」「天領盃」があるが、
「金鶴」と「真稜」の純米酒を購入。何故「天領盃」を買わなかったのか地味に後悔中。中でも特に「真稜」は素晴らしい。

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(2日め)




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