【南ア】仙丈ヶ岳 3033m (2700m付近撤退)
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鳳凰三山と富士山と北岳


【 日 付 】 2013年5月2日(木)〜3日(金)
【 山 域 】 南アルプス
【メンバー】六右衛門 単独
【 天 候 】 晴れ
【ルート】 5/2:伊那11:25(車)12:00仙流荘12:45(バス)13:20歌宿バス停〜15:10北沢峠・長衛荘(泊)
      5/3:5:35〜7:00大滝ノ頭〜8:00(小仙丈岳手前2700m付近)〜8:25大滝ノ頭8:40〜10:05北沢峠10:50〜12:25歌宿バス停
         13:15(バス)13:50仙流荘13:56(車)14:20高遠さくらの湯15:15(車)15:45伊那

  

 5/2(木)
 昨年の5月連休に鋸岳から眺めて、今年は残雪で真っ白な仙丈ヶ岳に決めていた。
問題はアプローチで、戸台からの河原歩きは長い上に八丁坂を登ったことがなく迷いそう、仙流荘からのバスは平日は朝1番が8:00なので
北沢峠は10:30頃になってしまう。悩んだ末に伊那の別宅をのんびり出て初日は北沢峠泊りという間延びしたプランになった。
連休の合間の平日なので仙流荘脇の駐車場も空いており、そこから鋸岳がスッキリ見えていた。



      
仙流荘から見た鋸岳(一番高いところが第1高点)
 バスは定刻に出発し(乗客7名)、戸台大橋を過ぎると一般車通行止めの南アルプス林道で、初め尾勝谷に沿って
登ってゆく。車窓からは中央アルプスや仙丈ヶ岳が美しく眺められた。



      
バスの中から中央アルプス
 戸台大橋が真下に見える高さまで登って尾根を乗り越し、今度は戸台川沿いに進んでゆく。
やがて鋸岳と甲斐駒が見えてくる。進むに連れて鋸岳を真横から見ることになり、昨年登った角兵衛沢が正面だ。



      
バスの車内から鋸岳とV字の中ノ川乗越、右手には甲斐駒ヶ岳

  バスは45分ほどで歌宿バス停に到着し、ここから北沢峠まで約6km歩くことになる。(バスが北沢峠まで行くのは
6/15からである。)バスの運転手の話では今年は残雪が多いそうだが、歩いている途中に長衛荘の軽トラが2台追い越していった。
なんとか峠まで通れるらしい。峠に向かってゆるやかに登ってゆくと今度は甲斐駒ヶ岳の右手に駒津峰、双児山が現れてくる。
本当に良い天気で眺めはいいが、こんな険しい地形なので林道の維持は大変な費用がかかるそうだ。
建設するのは農林水産省(国費)だが、維持管理は地元に移管されるらしい。
林業に役に立っていないことは明らかで、作りっぱなしである。



      
左から甲斐駒ヶ岳、駒津峰、双児山

 急がないのでのんびり歩いて1時間25分で雪に埋もれた大平山荘、そこから近道の雪を踏んで約20分で今夜の宿、北沢峠・
長衛荘に到着した。この宿に宿泊するのは何と35年ぶりである。今の建物は5年前に建ったそうで、当時の小屋の様子は
全く記憶に無い。アルバイト?の女性2名がテキパキ働いていて、嵐山光三郎似のご主人共々気持ちのいい小屋である。



      
長衛荘の外観
長衛荘から見た落日
 5時からの夕食(ハンバーグ)を食べて後は、下から持ってきた「信濃錦」を冷で飲んでいたが、
今夜の客は男性ばかり15人くらい、チョッカイを出す相手?もいなくて7時にはお酒もなくなり寝てしまった。

 5/3(金)
 明けて5月3日も晴天である。今年は気温が低い異常気象だが、今朝は-5°とそれほどでもない。
4時30分から朝食を頂いて、5時30分に勇躍出発した。即アイゼンを着用し、緩斜面を登ってゆく。
針葉樹林の中をひとしきり登ると斜度が緩くなって今度はやや下って、次に急登が始まる。
雪は締まっていて登りやすい。おおむね尾根は広いが1ヶ所少し痩せ尾根となっている個所がある。
落ちるような場所ではないが、右側は崖になっておりちょっと注意が必要だ。左手には木の間越しに
北岳が朝日を受けて光っていて早く樹林を抜けようと気が焦る。ようやく木が切れて北岳の素晴らしい姿を
拝むことができた。



      
次回は北岳か? たまりませ〜ん。

 淡々とした登り1時間30分ほどで藪沢大滝ノ頭だが、ピークという感じは無く標識がなければ全くわからないところだ。
ここから藪沢への道が分岐する。さらに10分ほどで森林限界である。



      
馬の背と右手奥に遠く北アルプス





      
小仙丈へのトレース

  眺めは最高!北岳と鳳凰三山の間から富士山がせり上がってくる。その左にはアサヨ峰、栗沢山そこから仙水峠に一旦下って
摩利支天峰を従えた甲斐駒ヶ岳、鋸岳、その後ろには八ヶ岳だ。前方には乗鞍岳、北アルプスである。
 ところがここからが想定外だった。突然風が吹き出し、瞬く間に飛ばされそうな強風になる。
雪が顔にぶち当たって痛〜い。



      
北岳と富士山の背比べ。 風で雪が舞い散る。斜度は30度くらい。

 しばらくピッケルで支えて耐えていたが、歩くのが困難である。
六右衛門は軟弱者なのですぐに撤収を決意。時にまだ8:00である。
(せめて小仙丈まで登ってカールの風景を見たかったが・・・)



      
小仙丈への斜面。ここらで撤収!





      
撤収して甲斐駒に向かって下るが、登ってくる人も。

 まだ朝なので雪が腐ることもなく(負け惜しみ!)北沢峠に戻ったがまだ10時、次のバスは13:15発なので3時間もあるぞ。
そうだ、長衛荘でアルバイトの女性にビールを注文しよ!

林道を下リ始めると何人か登ってきた。今日から4連休なので、長衛荘は昨日より混雑しそうである。
連休の初日から下山する奴なんかいないよなあ。(もう1人いた。)
山を見ながら歩いていたら車道が凍っていてすってんころりんと尻餅をついて、したたか尻を打ってしまった。

歌宿からのバスは、上りのマイクロバス2台(満員)とすれ違う。
仙流荘についたらお湯に浸かっても良かったが、高遠まで車を走らせて高遠さくらの湯に行ってみた。
ここは内湯、露天風呂とも桜を見ながら入浴できるが、それよりお湯がアルカリ性単純泉で、お肌がつるつる
すべすべである。3000m峰はやっぱりなかなか厳しいなあ、この時期条件が揃わないと六右衛門には
登れないと実感した次第。


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