【近江】太郎坊宮〜赤神山 357m
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赤神山山頂から近江八幡市内方面の眺望  


【 日 付 】 2016年7月4日(月)
【 地 域 】 近江

【メンバー】六右衛門 単独
【 天 候 】 晴のち雷雨
【ルート】 近江八幡駅 11:12(近江鉄道)11:26 太郎坊宮前駅 〜 11:40 登山口 〜 12:00 太郎坊宮本殿 〜 12:20 赤神山 〜 12:40 登山口
      〜 12:57  太郎坊宮前駅 13:19(近江鉄道)13:35 近江八幡駅


 滋賀県の東近江市にある太郎坊宮(阿賀神社)は勝運を授ける神だそうだ。
近江八幡の駅で近江鉄道に乗り換えて15分くらいゴトゴト走って「太郎坊宮前」駅に着く。
ここから登山口までは真っ直ぐな道を約1kmだ。とにかく暑く誰も歩いていない。
道中から見る太郎坊宮(赤神山)は、低いがなかなか迫力のある姿をしている。




      
近江鉄道の駅からの参道?から見る太郎坊 大きな建物は参集殿 本殿はその左、2つ上に見える


 登山口からは700段あまりの石段である。鳥居があったり、木陰があったりして見た目涼しそうだが、30℃は
ゆうにあって大汗が吹き出てくる。




      
朱に塗っていない鳥居や




      
曲がった石段もある

 登り切って本殿手前にある「夫婦岩」は、神様が開いたと伝わる大岩で、岩と岩の隙間は80cmくらいだ。
悪心ある人が通ると、岩にはさまれてしまうといわれているが、良い人が願い事を念じて岩の間を通ると、
たちまち心願成就、病気平癒が叶うということなので、六右衛門の病もさぞかし平癒したことだろう。




      
登り切って本殿手前にある「夫婦岩」




      
祭神は、 正哉吾勝勝速日天忍穂耳大神(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノオオカミ)


 本殿は標高約250mくらいだが、よくこんなところに建てたと感心する。
祭神は天照大御神の長男で、この神の御名前は正勝吾勝勝速日天忍穂耳命(マサカツアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)だと
思っていた。正に勝って、我が勝って、勝ちが速いというまさに勝つ神のイメージだったが、現地の表記は上の写真のように少し違っていて
「正哉(まさか)」となっていた。平日の正午、この暑いさなかには誰一人お参りしておらず、神主さんだけが所在なさげに座っておられた。
本殿に参拝し、「勝守り」を求めてみた。

 展望地の横には夫婦岩に登る鎖が垂らされていたが、登らないほうが無難だ。
展望地からは蒲生の平野が一望でき、遠くには鈴鹿の山が霞んでいる。




      
こちらが本殿で、階段下は展望地となっていて眺めが良い。




      
本殿からの眺め。左手奥は鈴鹿の山。

 来た道を少し戻って、手水のところから道標に従って箕作山ハイキングコースに入ると
すぐに分岐があり、太郎坊のご神体である赤神山の頂上を目指す。
またまた大汗をかいて約20分で裏側から回りこんで山頂に至った。
ここからは近江八幡側の眺めも加わり、長命寺山も見えている。





      
山頂から近江八幡方面

 現地の説明によると、ここは7000万年前(白亜紀)に出来た「湖東カルデラ」とのことで、太郎坊は火山!
しかも位置的に中央火口丘?で、「夫婦岩」は湖東流紋岩という火山岩が、節理によって割れたものだそうだ。

頑張って下山すれば12:44発の電車に間に合うかなと思ったが、汗を拭いていたハンカチが絞れそうになり(タオル忘れた)、
暑すぎて速く歩く気がしない。自販機で買った冷たいお茶を顔や首に当てながら、よたよた駅に着くと雨が降ってきた。

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