【富士山周辺】鉄砲木ノ頭 1291
m  三国山 1320m  大洞山 1383m
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麦パノラマ台から富士、山中湖、南アルプス  


【 日 付 】  2018年2月18日(日)
【 山 域 】  山中湖
【メンバー】 Nさん、六右衛門
【 天 候 】  快晴
【 ルート 】  中野新橋 6:34 →(丸ノ内線)→ 6:41 新宿・バスタ新宿 7:45 →(京王バス)→ 10:12 撫岳荘前 10:20 → 10:55 パノラマ台 → 11:30 鉄砲木ノ頭
       12:00 → 12:15 三国峠 → 12:40 三国山 → 13:53 大洞山 14:00 → 15:18 篭坂峠 15:22 →(富士急バス)→ 16:04 御殿場


 昨夜泊まったのが、中野新橋にあるその名も「TokyoホステルFuji」。いわゆるゲストハウスで、2段ベッドが並んでいて寝るだけなら十分、¥2,300だった。
歯磨きしている外人女性に挨拶してから、田舎者はバスタ新宿の場所がよくわからないので早めに出発した。新宿駅はよくわからないがバスタはすぐに見つかり、
予約していたバスは1時間後なのでゆっくり朝食をと思ったが喫茶店がない。探しまわった結果、吉野家で朝定食を食べることになってしまった。

 バスは満員で天気は快晴。中央道をゆっくり走ってゆくと車窓には今日の目的の富士山が既にど〜んと見えてきた。
高速を降りると富士急ハイランド、河口湖駅、富士山駅などに立ち寄り、新宿から2時間30分ほどで山中湖畔の「撫岳荘前」下車。
ここで車で来たNさんと合流した。気付かなかったが湖畔から既に雪を被った南アルプスが並んでいて素晴らしい。

車道を10分ほど歩いて三国山ハイキングコース入口から山道に入る。雪は10cm程度だが、雪の下が凍っていて転ばないよう注意しながら歩く。
(結局最後までアイゼン無しで歩いた。)




      
林を抜けてススキの原へ。


 20分ほどで樹林帯を抜けて車道を横切りススキの原となって、再び車道に出てパノラマ台だ。
ここは車で来られるので10台以上車があり、観光客がいるがほとんど中国語しか聞こえない。





      
パノラマ台の展望


 南アルプスの北岳から荒川岳までが並ぶさまは、素晴らしい。今日の主目的は富士の展望だから仕方がないが、
富士は近すぎてアルプスとのバランスが悪いなあ。(贅沢言ってます。それにしても天気が良い日を選びましたね。しかも無風。)
三ツ峠や杓子まで引いたほうが絵柄的にはいいかもしれない。




      
山中湖の向こうの南アルプスをズームアップ。(左から荒川岳、悪沢岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳)


 
横山大観の絵にあるような雲海の上に頂上部分が出ている夏の富士や、北斎の凱風快晴の赤富士もいいが、冬の富士はやはり颯爽として清々しい。




      
ズーム! 意外と雪が少ないです。


 
更に火山灰の道を直登気味に登ってゆくと鉄砲木ノ頭(明神山)の山頂である。
景色は変わらないが、位置が高くなったので赤石岳や、仙丈岳、甲斐駒ケ岳も見えてきた。
反対側の景色も見ながらここで昼食とした。気温は−3℃である。




      
左側に赤石岳も見えてきました。 右側には甲斐駒ケ岳の頂上がちょっとだけ。




      
鉄砲木ノ頭(明神山)山頂で。右側に仙丈岳も。

 山頂を辞し三国峠へ150mほど下って、車道を渡って三国山に登り返す。
三国山からは愛鷹山や箱根方面の展望があり、大涌谷の煙も見えている。
富士スピードウェイの騒音が玉にキズだ。




      
縦走路はこんな感じ。左上の白いのが富士。




      
箱根方面 とんがっているのが金時山 噴煙は大涌谷

三国山からは葉の落ちた静かな林の中を雪を踏みながら縦走することができる。
富士は見えなくなるが、雪を踏んでなだらかな尾根を行く楽しい道だ。ところどころで木々の間から富士も見える。





      
三国山から大洞山への縦走途中で

 大洞山を越えると再び富士を望むところや、アザミ平という雪原があったりと楽しめる。




      
少し雲がかかりました。





      
吟醸 出羽桜 相方が車なので飲みませんでした。





      
アザミ平 アザミは見当たりません。

 今日の縦走は篭坂峠で終了し、バスで御殿場に出る。峠に着いて時刻表を見るとバスは5分前に行ってしまったようだ。
30分待ちかあと思っていたら、バスが遅れてやってきたので、Nさんが反対車線から無理やりバスを止めてくれて
乗り込むことができました。すみません。

 Nさんは逆方向、旭ヶ丘の駐車場まで歩いて車を回収し、太陽を見ていたら富士の頂上付近に日が沈みそうだったので
山中湖の東側平野地区へ見に行ったら何とダイヤモンド富士をたくさんの写真家が待ち構えていたそうだ。
同じ場所では1年に2回しかないダイヤモンド富士を日程も知らずにやってきて、天気も良くて雲なし、
しかも風がなくて湖に逆さ富士が映るというシチュエーションは狙っても得られない僥倖だ。




      
Nさん撮影 山中湖畔平野からのダブルダイヤモンド富士(六右衛門は見てません。)


 最後に富士山の写真といえば、南アルプスで有名な山岳写真家「白籏史朗」氏の師匠「岡田紅陽」氏の写真集「不二山」がある。
昭和15年の刊行で当然モノクロであるが、ここに少し上げておきます。




      
岡田紅陽氏 富士残照(河口湖付近)
岡田紅陽氏 写真集「不二山」 装丁画は「横山大観」です。これは静岡側かな。


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