【八ヶ岳】横岳
2829m 硫黄岳 2760m 双子山 2224m 北横岳 2480m
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硫黄岳と蓼科山 左手に霧ヶ峰 後ろは北アルプス(奥穂から白馬まで)  


【 日 付 】  2017年6月19日(月)〜 20日(火)
【 山 域 】  八ヶ岳
【メンバー】 六右衛門
【 天 候 】  晴れ
【 ルート 】  6/19 : 美濃戸 5:25 → 7:20 行者小屋 8:00 → 8:50 地蔵の頭 → 10:05 横岳 10:20 → 10:50 硫黄岳山荘 11:00 → 11:25 硫黄岳
           11:40 → 13:05 赤岳鉱泉 15:00 → 15:22 中山展望台 15:27 → 15:45 赤岳鉱泉(泊)
       6/20:赤岳鉱泉 6:35 → 8:00 美濃戸 →(車移動)→ 大河原峠 9:30 → 9:53 双子山 → 10:20 双子池 10:27 → 10:57 亀甲池
           → 12:07 北横岳 12:57 → 13:43 亀甲池 → 14:03 天祥寺原 14:17 → 14:52 大河原峠 

6/19
  美濃戸の赤岳山荘の駐車場で車中泊し、朝起きたら早速オバサンが駐車料金を取りに来た。
1日¥1,000で、1泊するかもと言うと先に¥2,000払って日帰りの場合は払い戻すという。正直言って高いと思う。
 出発してすぐ北沢と南沢に道が分かれるが、今日は横岳直行なので南沢に入る。
とすぐに『ホテイラン』の自生地だ。ご丁寧に『撮影適地』『ここに3株』などと表示がある。




      
ホテイラン

 樹林帯の中をだらだら歩いて約2時間、長いなあと思う頃ようやく行者小屋に着く。ここで赤岳、横岳を見ながら朝食だ。
右手赤岳へ文三郎尾根に向かう人が多いが、小屋を回り込む形で地蔵尾根を登る。
地図で見る通り急坂で、階段、ハシゴがかかっているが標高はどんどん稼げて、背後には展望も開けてくる。
約50分で主稜線(地蔵の頭)に登りついた。今日はスッキリ晴れていて、非常に遠望が効く。




      
赤岳と富士山




      
オヤマノエンドウと赤岳

  赤岳はパスしてそのまま横岳に向かった。『イワヒゲ』や『キバナシャクナゲ』が咲いているが、印象的なのが『オヤマノエンドウ』の紫色だ。
 またこの時期の花好きの人のお目当て、『ツクモグサ』も1ヶ所だけ見つけることができた。(多分もっと咲いていたと思うが六右衛門の目は節穴なので)




      
オヤマノエンドウと阿弥陀岳 後ろに中央アルプスと御嶽




      
ツクモグサ




      
赤岳と阿弥陀岳の間に 北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳




      
横岳と赤岳

 それにしても素晴らしい展望で、数える山が多すぎた。
金峰、瑞牆、富士山、南アルプスは北岳、鋸岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳、中央アルプス、御嶽、乗鞍岳、北アルプスは穂高、槍から白馬まで、
立山、焼山、火打、妙高、霧ヶ峰、蓼科、浅間、荒船、妙義など。





      
硫黄岳頂上から 双耳峰の天狗岳、蓼科山 後ろに北アルプス




      
硫黄岳頂上で記念撮影するカップル

  硫黄岳にゆくまでに『ウルップソウ』を見たかったが、見つからない。
硫黄岳山荘に高山植物の観察路が作ってあったのでぐるっと一周してみたが無いので、硫黄岳に登ってゆくが無い。
そのまま山頂に着いてしまった。以前来た時は秋晴れだったが、今日も清々しい風景だ。

 赤岩ノ頭から樹林帯に入り下って赤岳鉱泉に着いたが、まだ1時である。
美濃戸まで下るには十分すぎる時間だったが、のんびりするため贅沢にも泊まることにした。
手続きをすると宿の都合で個室になり、自炊室でビールを(生ビールもございます。)飲んでゆったりすごす。







      
(上)自炊室から外の風景 (下)メニュー
(上)自炊室で昼食後一杯 (下)小屋下からの風景 大同心と横岳
 
 
午後の散歩に中山展望台に空身で出かけてみた。小屋から約20分の登りで大同心〜横岳〜赤岳〜阿弥陀岳の壁がぐるりと一望できるポイントだ。




      
中山展望台で。 大同心の岩峰、横岳、赤岳、阿弥陀岳が180度に展開する

 夕食前にお風呂に入ったが、湯船は2人くらい入れる大きさで、少し外の森が見える浴室だ。
沸かし湯で匂いもない透明なお湯だった。(源泉の成分表示なし。)今日の泊客は6名のみで、日帰り入浴の人も少しいたようだ。
宿の人が電話で、『その日は100人の予約が入っているんで・・・』と話していたが、100人であのこじんまりしたお湯ではぞっとする。

 夕食はステーキの陶板焼きとポトフ、サラダ付きだったが、山小屋でここまでやらなくてもいいと思える。またまたビールを1杯。




      
小屋の受付とお風呂の入口(お風呂は3:00〜6:00でした。) 夕食 ステーキ(陶板焼き)とポトフとサラダ

  夕食後、夕焼けで真っ赤に燃えるという噂の大同心を見るが、今日は雲がなさすぎてあまり山は焼けませんでした。
皆さん個室だったので飲む相手はおらず、自分で担いできた山形県小国町の『羽前桜川』を飲む。
地元の酒米『出羽の里』(何か相撲取りのような名前ですが)を使った、小さな蔵ならではの丁寧な造りが感じられる美酒です。


 



夕刻の大同心と横岳(あまり焼けませんでした。)
今夜飲むのは持ち上げた『羽前桜川』純米酒 うまい!


6/20
 明けて6/20も晴れていてこのまま帰るのは勿体ないので、北横岳に行くことにした。北沢にそって下山する。





      
赤岳鉱泉の小屋前から朝の阿弥陀岳





      
北沢の新緑




      
北沢の林の中で


 美濃戸に下山後、車で移動して大河原峠の駐車場に車を止める。
ここは標高が2090mもあってお手軽に(といってもロープウェイよりはハード)北横岳を目指すことができる。

 双子山、双子池、亀甲池と巡った後、北横岳へは440mの岩くずだらけの急坂登りで、結構こたえた。
今日も晴れているが、昨日よりは遠くが霞んでいて何とか北アルプスが見えるという感じだった。
横横(といっても横浜横須賀道路じゃない)ならぬ横岳・横岳登頂が完結した。




      
北横岳山頂から八ヶ岳連峰




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